奈良市大安寺町字出袋狐塚より【給水配管水漏れする【5/6 対応希望】サービスエリア:コーヒーマシンの隣から水漏れしてます修理お願い致します】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【コーヒーマシン後方の給水フレキ管辺りから漏れている感じです。コーヒーマシンは使えています】との事です。
フレキ管の水漏れならフレキパッキンの交換かフレキ管そのものを交換したら終いです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは水漏れの状況確認から
現場に到着すると伝言が伝わってて時間帯責任者様がすぐにコーヒーマシンまで案内してくれました。
『この裏辺りから水漏れしてるみたいなんですが…』ってコーヒーマシンの裏側を指差してはりました。
確かにコーヒーマシンの下に水漏れ跡があります。
コーヒーマシンの裏側を上から確認するとフレキ管がUの字に配管されてるんが確認出来ました。
しかもニップルで連結されててコーヒーマシンの裏側のナット部分には水漏れ跡はありません。
コーヒーマシンの下の水漏れ跡を確認してるとどうやら本体からの水漏れにも見えます。
調理台の裏側も確認
調理台の裏側の確認をしようと下を覗くとダンボールで仕切ってはりました。
恐らく仕切り板を失ったんやと思います(笑)
調理台の裏側を確認すると特に水漏れ跡はありませんでした。
コーヒーマシンの裏側に繋がるフレキ管は浄水器と繋がっている事も確認出来ました。
一旦、浄水器の止水栓を閉めてみました。
コーヒーマシンに繋がるフレキ管も確認してたんでちょっと前にズラしてみました。
すると接続部分の下にも水漏れ跡が確認出来ました。
浄水器で止水してるにも関わらずコーヒーマシン本体からの水漏れが確認出来ました。
これは本体の中の残り水とも伝い水とも言えます。
コーヒーマシンの品番確認
先に言っておきますがコーヒーマシンの本体からの水漏れ修理は山川設備では出来ません。
エフ・エム・アイ製で型式はMATIC-2N(S)となってます。
元請けの水道メンテナンス会社に聞かれそうな事を写真に撮っています。
恐らくこのシールが品番シールなんやと思います。このタイミングで品番シールを撮ってるって事は『ほぼほぼコーヒーマシンの本体からの水漏れに間違いない』って思っています。
フレキ管の交換
一応『フレキ管からの水漏れは絶対に無いんか?』って言われない様にフレキ管を交換しちゃいます。
まずは連結してるフレキ管を解体して行きます。
フレキパッキンの劣化状況を見る限りまだまだ行けそうな感じだったんで『こりゃ誰かが交換しとんな…』と考えてフレキ管の交換に踏み切っています。
コーヒーマシンの裏側はブレードフレキ管を使いました。
Uの字になってる部分はブレードフレキ管を使ってコーヒーマシンの移動しやすくって考えました。
調理台の裏側は通常のフレキ管で浄水器に繋ぎました。このタイミングで通水テストをして事件が起こります。
コーヒーマシンの継手からの水漏れ
相変わらずコーヒーマシン本体からも水漏れしてるんですが裏側のコーヒーマシンの継手からもポタって漏ったのに気付きました(危ない危ない…)
コーヒーマシンの継手金具を分解してみるとパッキンの劣化が確認出来ました。
継手専用のパッキンは持ってませんが『フレキパッキンの20か偏芯管パッキンのどちらかで何とか止まらんかなぁ~』って試してみました。
駄菓子菓子、継手部分も本体からの水漏れも止まりません(涙目)
継手金具も交換しました。ここまでやればコーヒーマシンからの水漏れって事が証明出来るんでブレードフレキ管を止めにしてフレキ管を施工しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?『コーヒーマシン本体からの水漏れ!』って報告してメーカーさんが来て『いや、フレキ管の水漏れ!』って言われたらカッコ悪いんで言われない様にフレキ管の交換をしました。
ここまでやってれば後はコーヒーマシンメーカーさんが修理なと交換なと好きな様にしはります。
まっ、こんな感じの場合は素直にコーヒーマシンを交換しといたら良いんですがねぇ~♪
ブレードフレキ管を通常のフレキ管の交換に戻したんはメーカーさんにこんな方法があるんやと知られない様にする為です(苦笑)現場からは以上です。