大阪市鶴見区安田より【排水配管（屋内）水漏れする】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【女性専用トイレ、使用すると洗面台の下の配管から水が漏れてくる】との事です。
『恐らく洗面台の下にある排水トラップの水漏れなんやろなぁ～』なんて思いながら現場に急行しました。
そもそも触りさえしなければそんなに水漏れする事はないんですが今回はどんなパターンなのか？
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは水漏れの状況確認から
【到着時の状況 貼り紙あり】
現場に到着すると女性用トイレの入り口に使用不可の貼り紙がしてあり使えなくしてくれてました。
女性用のトイレに人が入ってこない安心感はおっさん作業員にはありがたい話です。
【洗面台の状況確認】
女性店員さんと一緒に入ったんですが忙しいのか、どんどん説明をしようとしはります。
『おっさんは写真を撮らなきゃなんでちょっと待ってやっ！』って感じなんでご協力をお願いします。
洗面台の下の状況確認
【洗面台の下の状況確認】
洗面台の下の状況確認をすると排水トラップは無理くり取り付けているのか斜めになってました。
『どんな感じで水漏れするかって言うと…』って水を出しそうになったんで『あっ、良いです！』って止めてもらいました（苦笑）
【んっ？アルミロート？】
洗面台の下の水漏れ状況を見ればジャジャ漏れってのは分かったんですが『どこからの水漏れやろか？』って思いながら排水栓と排水パイプの接続部分を見て絶句しました。
『んっ？じょうこ？漏斗？アルミロート？』正式名称なんてこの際どうでも良くって信じられへん物を見ちゃいました（爆笑）
排水トラップの解体撤去
【排水トラップの解体撤去】
んな訳で、排水トラップを解体撤去しました。ちょっと注目してほしいんですがＵ管がワイドの１４０となっています。(もはや皆さん興味がないかも知れません)
【気になるわぁ～(笑)】
『それにしてもこの修理方法を誰が編み出したんやろ？応急処置にしても酷すぎるわ！』って思いながら誰がやったんか？この時の心境は？って気になります（爆笑）
排水トラップの加工施工
【片ツバ管を仮付け】
まずは片ツバ管を仮付けします。山川設備が常備してる片ツバ管は３００ｍｍなんで寸法を図って切ります。
【キセル管とＵ管を仮付け】
こうすれば片ツバ管の寸法確認が簡単に出来ます。(メジャーなんて使わんよ)
片ツバ管を外してカットします。そうそう、キセル管も３００ｍｍなんで切ってるんですが寸法の出し方が独特で後々詰まらない様な寸法に切ってます。
【このタイミングで目皿掃除】
この洗面台のヘアキャッチャーと言うか目皿の外し方を知らない人が多いんですが、ワテはこんな事ばっかりやってるんで慣れとります(笑)
下から懐中電灯を当てて十文字に引っ掛かってる毛髪等やバクテリアの塊を除去しときます。
排水トラップの施工(取り付け)
【施工後の洗面台】
排水トラップの施工よりも加工が厄介なんですがこればっかりはＤＩＹなんか考えずに業者さんにお願いした方が良いです。
【施工後の排水トラップ】
さてさて、ワイドのＵ管なんですが『通常の７６やとアカンのかな？』って実は試しました。
キセル管を前に出して接続すればイケそうやったんですが角度がタイト、タイト、アパタイト(なんじゃそら)やったんで絶対に失敗しない元々の施工に合わせました。
『ワテ、失敗しないんでっ！(笑)』
【通水テストをしっかりと！】
排水トラップを取り付けてから通水テストを割としっかり目にやりました。
理由は簡単、ホンマにシビアな角度やったからです。
Ｕ管の違い(７６と１００と１４０)
【１４０ １００ ７６】
まっ、参考までにＵ管にも色々あって山川設備は３２も２５も常備しとります。
この寸法が間違っていると上手く取り付けられないんで素人さんは止めといた方が良いです。
また、金額も１００や１４０はビックリする位に高いんでＤＩＹで『１円でも安く！』なんて人に限って失敗しはります（爆笑）
まとめ
そんな訳でどないでしたか？ワテも３２の１４０なんて久々に見ました(笑)
作業が終わって確認をしてもらう時に『ヘアキャッチャーと言うか目皿の外し方をレクチャーしちゃろか？』ってちょっと思ってたんですが『あっ！この人合わない！』って思ったんで余計な事は喋りませんでした（苦笑）
ワテ、戌年生まれなんで基本懐っこいんですが威嚇してくる人には…現場からは以上です。