摂津市鳥飼下より【厨房内手洗い器排水管(Ｐトラップ)から水漏れ】って依頼が舞い込んできました。
排水トラップ(排水パイプ)のＵ管とキセル管の接続部分のパッキンが何故か無くなっていたのと排水管が詰まっていたのが原因でした。
手洗い器から排水桝、そして排水桝からグリストラップまでの排水管が詰まっていたんで電動フレキシロッダーＣＲＥで通管作業しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
【到着時の状況 手洗い器】
現場に到着して手洗い器まで案内してもらうと排水トラップの下にバケツが置いてて半分くらいまで漏れた水が溜まっている状態でした。
使用禁止の貼り紙がしてあって自動水栓のコンセントも抜かれて使えなくしてはりました。
【手洗い器が詰まってる】
とりあえず状況を確認したいんで一旦自動水栓のコンセントを入れて水を出してみると手洗い器が詰まってるんが確認出来ました。
【排水トラップから水漏れ】
水漏れはＵ管とキセル管の接続部分のナット部分から水漏れしてました。
後は詰まりが水漏れの原因なのか排水トラップが原因なのかを確認する為にＵ管を外して行きます。
【平パッキンが無い】
本来ならばＵ管とキセル管の接続部分には平パッキンがある筈なんですが見当たりません。
ナットに傷があったんで何度か付けたり外したりってのをしてたんだと思いますがその際に無くしはったんかもしれません。
【排水桝を確認】
さて、水漏れの原因の一つが平パッキンが無い事ってのは分かったんですが排水の詰まりが何処の詰まりなんかを確認する必要があります。
すぐ傍に排水桝があったんで蓋を開けて確認して行きます。
【排水桝が詰まってる】
排水桝が詰まってるのも確認が出来たんですが下流側にかけても詰まっているんでそちらの方向に進んで行くとグリストラップがありました。
電動フレキシロッダーＣＲＥで通管作業
【電動フレキシロッダーＣＲＥで通管作業】
まずは排水桝からグリストラップまでの排水管の詰まり抜きを電動フレキシロッダーＣＲＥで通管作業して行きます。
【ブレードカッター７５に変更】
グリストラップまでの排水管がストレートの１００だったんで最初からブレードカッター７５で通管作業をして行きます。
ここからは動画を撮影してるんでそちらも併せてご覧下さい。
【グリストラップも流れが悪い】
通水テストをしながらの通管作業に切り換えると油脂の塊でバスケットがいっぱいになりました。
手洗い器の排水管を通管作業
【手洗い器の排水管を通水テスト】
手洗い器の排水管が詰まっているのか確認する為にまずは通水テストをして行くんですが写真を撮ろうとしたらホースが抜けちゃいました（苦笑）
【排水管から水が逆流】
ホースで直接通水テストをして行くんですが見事に水が逆流してきます。
【１０ｍｍから８ｍｍにワイヤー変更】
さて、１０ｍｍのワイヤーから８ｍｍのワイヤーに交換して行くんですがこのワイヤーを収納してるのって実はオリジナルで作ったんです。
作業が終わったら食洗機で洗えるしピーピースルーＫの水溶液に浸けて油分を取る事も出来るし何よりもワイヤーの変更がスムーズに出来ます。
【Ｐ排水の通管作業】
８ｍｍのワイヤーに変更したらＰ排水(壁排水)の通管作業をして行きます。
【ドロップヘッド小が排水桝に到達】
一旦ワイヤーを排水桝に到達させます。これでどの排水管が対象なのかが確認出来ました。
【通水テストをしながらの通管作業】
排水桝にワイヤーが到達したら通水テストをしながらの通管作業でワイヤーを戻してきます。
【壁排水の通水テスト】
この通り通水テストをしても水が逆流しなくなりました。駄菓子菓子、思ったよりも油脂の塊が出てこなかったんでここから更に裏技を使います。
排水桝から枝管の通管作業
【排水桝から枝管の通管作業】
出口が判明したんでそのまま出口側からもワイヤーを通して行きます。
手応えとワイヤーに付着している油脂を確認してまだまだ何かあると思いました。
【グリスカッター３７に変更】
再度１０ｍｍワイヤーに変更してドロップヘッド大をグリスカッター３７に変更します。
【油脂の塊が撮れなかった】
下流側からグリスカッター３７での通管作業で油脂の塊がバンバン出てきたんですが上手く写真に収められませんでした（号泣）
まとめ
【使用した平パッキン】
そんな訳でいかがでしたか？通管作業が済んだら新しい平パッキンを使って排水トラップを復旧させます。
通水テストを十分に行い水漏れと詰まりの両方が解消してるかの確認して作業は終了です。
ブレードカッター７５を自由自在に扱えるようになって今までモタモタしながらメイン管の通管作業をしてたんですが随分とスピードが上がりました。
これがメイン管が７５だとブレードカッター５７を使用します。現場からは以上です。