天理市二階堂上ノ庄町より【ドリンクバー配管／ドリンクバー／グラスフィラー排水管からの水漏れ排水管の詰まりの恐れあり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【１週間前から。おいしい水のところの水を流すと溢れ出てフロアの端に滲み出る】との事です。
一時期ドリンクバー配管の詰まり抜きの案件が殺到してましたが対処方法を教えまくってたら随分案件が減りました（苦笑）
今日は久々のドリンクバー配管の詰まり抜きです。
では、この現場がどんな感じの現場だったのか詳しく解説します。
まずは状況確認から
【ドリンクバー配管詰まり 水漏れ】
現場に到着するとドリンクバーの下の水漏れで業者を呼んでるにも関わらず１組しか居ないお客様がドリンクバーの前の席に居てました。
『席、移ってもらった方が良いんじゃないですか？』って店員さんに言って席を移動してもらいました。
それからドリンクバーの前の席は３席ともリザーブの看板が置かれてゆっくり調査が出来ます。
【グラスフィラーを出すと溢れる】
まっ、１枚目の写真を見てもらえば分かると思いますが蛇腹ホースが垂れてるんで詰まるべくして詰まっています。
グラスフィラーを出すとフレキ管が刺さってるチーズから水が逆流してくるんで排水管の詰まりは間違いなさそうです。
バックヤードの排水管
【バックヤードでビニールテープ】
ドリンクバーの露出排水管を辿って行くとバックヤードの壁に向かって配管されていました。
バックヤードで配管を見付けてみるとビニールテープでグルグル巻きにされてる部分がありました。
これ、詰まり抜きする業者さんなら分かると思いますが前に詰まり抜きした業者さんが穴を開けた補修跡なんです。
『ラッキー！ここから作業が出来るやん！』って思い店員さんには『まずはバックヤードからやってみます。ダメだったらドリンクバーからの作業に切り替えます。』って言って準備をします。
電動フレキシロッダーＦＲＥ
【電動フレキシロッダーＦＲＥ】
ホンマはバックヤードの床の掃除点検口から下流側を触ってからやりたかったんですが掃除点検口は開かず諦めました。
バックヤードの調理台の下からワイヤーを通す通管作業をして行きます。
【８ｍｍワイヤーにドロップヘッド小】
まずは下流側にワイヤーを通して行きますが５０の変換も越え掃除点検口も越えたんで『わざわざ眠れる虎を起こす必要もないか…』ってすぐに下流側はＳＴＯＰして上流側の通管作業に取り掛かりました。
詰まりの原因はバクテリアの塊
【バクテリアの塊がワイヤーに…】
ワイヤーをグラスフィラーの排水蛇腹ホースまで通してゆっくりワイヤーを戻してくるって方法で通管作業をするんですがすぐに詰まりの原因はワイヤーに絡み付いてきました。
【通称イカ。バクテリアの塊】
出てくるバクテリアの塊の量を見て『しまった…電動の高圧洗浄機で洗管作業しといた方が良かったか…』って後悔します。
通水テスト
【通水テストの確認】
グラスフィラーを紐で括り付け水を出しっ放しにして通水テストをして行きます。
ぶっちゃけここをチーズにして点検口を設置すりゃ良いんですがエルボって（笑）
４０で配管するならエルボ使わんと大曲がりを使わんとあきません。って５０で配管してれば良いんです！
【ビニールテープで塞ぎます】
通水テストで水が流れてる事を確認してお湯を流してとりあえずのバクテリアの塊はある程度流し込めました。
３周だけビニールテープを巻いて次回の作業が楽な様にして作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか？バックヤードの穴が開いてた下流側の立ち上がりは５０の配管だったんで全部５０に切り換えて点検口を設置すりゃ良いんですが費用の問題か恐らくＯＫが出ません。
まっ、何度も詰まってくれる方が我々通管業者はありがたいんですが（苦笑）
元請けの水道メンテナンス会社も諦めてるんで仕方ないですかね…
現場からは以上です。