奈良市下三条町より【厨房排水配管【本日対応希望】キッチン内の排水口のつまり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【ビルイン1F店舗が詰まってる In側の排水口、溢れるので、そこに流さないように気を付けている】との事です。
前回にこの現場に行ったのが2019/08/08だったんで4ヶ月しか持たなかった事になります。
前回の作業はこちら【厨房排水配管【至急】詰り キッチンイン側 使用不可】
前回の作業時にも高圧洗浄機を使って洗管作業と迷ったんですが今回は電動フレキシロッダーCREを使ってブレードカッターを装着して通管作業をしてみました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると女性店員さんが『奥やねん!』って教えてくれました。
『いつものトコやんなぁ~?』なんて言いながら奥の排水口まで行きました。
このシンクを使うと床の排水口から水が逆流してくるとの事で使用禁止にしてはりました。
実はこのシンクにはジャンジャン油を流してるのを知ってるんですが何度注意しても止めないそうです。
メイン管の排水口もチェックをするとこの通りで油脂の塊に侵されつつって感じです。
このメイン管が100なんで詰まらせるってなかなか難しいんですがね(苦笑)
グリストラップの状況確認をすると何とかギリギリ流れてるって感じなんですがグリストラップそのものが詰まってる訳ではありません。
高圧洗浄機を使って洗管作業すれば良いんですが元請けの水道メンテナンス会社曰く『一旦流れる様になったら良い』との事なんで今回は電動フレキシロッダーCREを使って通管作業して行きます。
電動フレキシロッダーCREを使って通管作業
メイン管の前に電動フレキシロッダーCREを準備します。メイン管からの通管作業をするんですが今回はドロップヘッドは使いません。
10mmのワイヤーを使うんですが今回はドロップヘッドをブレードカッターに交換して通管作業をして行きます。
これは前回の作業で継手の数も覚えてたんで一気に油脂の塊を砕いて行く作戦です。
まずはこのセッティングで排水管にワイヤーを通して行きます。
グリストラップに油脂の塊がゴロゴロ
さすがに前回のドロップヘッドでの通管作業では捉えられなかった油脂の塊を砕く事が出来てグリストラップに油脂の塊がゴロゴロ出てきます。
途中で『ワイヤーが負けそう』って感じる場面もありましたが何とかギリギリ越えて行きます。
ブレードカッターのサイズを変更
一旦、ワイヤーを戻してきてブレードカッターのサイズをもう一段大きいサイズに変更して再度通管作業をしてみます。
ブレードカッターのサイズを大きくして通管作業をすると更に油脂の塊が出てきました。
この事から排水管の中は相当な油脂の塊で閉塞気味やったと考えられます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ブレードカッターのサイズはもう一段上げれますがストレートは通せてもこの現場の様に曲がりがある現場ではこのサイズが限界です。
高圧洗浄機を使って洗管作業出来る条件は揃ってるんで高圧洗浄した方が良いです。
電動フレキシロッダーCREは回転数が早いんで電動フレキシロッダーFREでやるよりは油脂の塊が除去出来てるとは思いますがこれで何か月持つのか…?
現場からは以上です。