大阪市北区茶屋町より【厨房自動洗浄機の下の排水パイプから水漏れ】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【2020/10/10に排水蛇腹ホース交換作業対応済み】との事です。
依頼内容を受け現場に急行したんですが考えられるのは排水蛇腹ホースの施工不良パターンや排水管の詰まりによる逆流してるパターンを想像していました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると洗い場横の食洗機の前当たりの床が水浸しになっていました。
ジッと見てると常時漏れてる感じではなくて水が増える事はありません。
自動洗浄機の下を覗いてみると確かに排水蛇腹ホースは新しくなっていました。防臭キャップの新設までやってたらひょっとしたらバレなかったかもしれません。
はてさて、後はこれが排水管の詰まりによる逆流なんかの調査をして行きます。
グリストラップの確認
先に調査を行うんはグリストラップの確認です。グリストラップまでの排水管が詰まっているのかグリストラップそのものが詰まってるのかを確認します。
幸いグリストラップは詰まっておらずグリストラップまでの排水管が詰まってるんでしょうがメイン管1本パターンなんで『埋設配管の枝かしら?』って思いながら調査を続けます。
排水桝の確認
調理台の下に隠れていた排水桝を発見したんで蓋を外して見ると排水桝の壁は油脂の塊がエグい事になっていました。
どの排水も流れが悪いと思います(苦笑)
食洗機を使うと案の定排水管から水が逆流してきました。排水桝が調理台の下にあってお店がバタバタしてるんで根本的な改善をしてる雰囲気ではありませんでした。
とりあえずこの逆流を何とかして行きます。
電動フレキシロッダーFREで通管作業
ドレンクリーナーを持ち込むのも一苦労で狭い厨房を担いでいても前に立ちはだかったりするんで『嫌がらせするんなら帰んで!』って思いながらここまで持ち込みました。
排水蛇腹ホースを抜いて8mmワイヤーを通して行きます。食洗機が無ければひょっとしたら10mmワイヤーも入ったかもしれませんが排水管が40やったんで8mmワイヤーをチョイスしました。
割と簡単に排水桝まで8mmワイヤーを通す事が出来ました。どちらかと言えば油脂の塊が壁になっててそれが落ちたって感じです。
後は通水テストをしながらワイヤーを戻して通管作業を仕上げます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?全開の通水テストをクリアしたんですが念の為に通管作業を2度行いました。
防臭キャップの新設もしようかと思いましたが全ての店員さんが邪魔者扱いしてくるんで出たり入ったりするメンタルは無かったです(苦笑)
事前にバタバタしてる店舗なんは知ってたんでその時間に行っても良いのか店長さんに確認してたんですが来いと言った割には自分は休憩してるし呼んでも出てこない人でした(怒)
排水桝の清掃方法を軽くお伝えして撤収しました。現場からは以上です。