リフォーム業者さんが排水管の中に内径カッターの先を落とした?
東大阪市上六万寺町より【トイレ詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【2Fにあるトイレの交換作業中、配管の高さを合わせる為切ったところ工具の先が落ちて流れて行ってしまった。その後詰まってしまいトイレットペーパーと一緒に流れないかと試したけどダメだった】との事です。
リフォームあるあるですね。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
希望は高圧洗浄での掻き出し
自分は便器を外してもらってそこからブレードカッター57で排水桝まで押し込んで取り出すのが一番安価で安く付くと思って案内したんですが…
どうしても便器を外したくないのかYouTubeの観過ぎか高圧洗浄を希望されました。
とりあえず大口径桝やったんで異物が流れない様に準備して2分の洗管ホースにジェッターノズル?を装着して搔き出す作業を開始しました。
75で内径カッターが引っ掛かるって有り得ないと思うんですが『65に切り換えている』って言うから『どんな施工してんの?』って感じ。
出てきた異物
高圧洗浄をし始めてすぐに取り出せたのはこのオレンジ色の棒でした。
どうやらリフォーム業者さんが突っ込み過ぎて取れなくなっていた物らしいです。
次に取り出せたのは内径カッターの刃でした。
ここから暫く何も起こらない時間が過ぎます。
管内カメラ調査
『もう流れたんとちゃいますか?』って言いながらトイレットペーパーを流す通水テストをするとトイレットペーパーがこの汚水桝まで到達しませんでした。
そこで理由を探すのに管内カメラ調査をすると排水管の半分に水が溜まってる状態の逆勾配の箇所を特定出来ました。
全ての落とした物を回収する事に成功しました。
https://youtube.com/shorts/eKrgdg93CM0
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
この業者さんはまだ真面目な方で中にはほったらかしで帰る人も居てます。
トイレ詰まりで行って内径カッターの刃が出てきた事なんて数知れず。
世の中の節水モデルトイレでリフォームしてから詰まる現象の何%かはこのパターンなんです。
現場からは以上です。