京都府京都市下京区より【お客様トイレ詰まり】の修理依頼が舞い込んできました。
前日の夕方に連絡があり『急ぎやから明日朝一でお願いします』って事やったんですが『急ぎやのに今すぐじゃないんや』って思いました。
トイレ修理で1番多いのがトイレつまりの案件です。
山川設備ではトイレつまりの原因がトイレットペーパーの流し過ぎや汚物なら95%ローポンプ作業で解消させちゃうんで白羽の矢が立ったみたいです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずはトイレつまりの状況確認から
現場に到着すると床に水漏れは無かったんで詰まらせて溢れさせたりした訳じゃ無さそうです。
トイレの品番確認
トイレタンクの品番確認をするとTOTO SH220BASってトイレタンクでした。
便器を品番確認するとTOTO CS220Bの便器でした。
つまり具合の確認
便器の蓋を開けて状況確認するとトイレットペーパーは多少ありましたが水は引いてました。
このトイレットペーパーは水が引いて『使えるんちゃう?』って思った慌てんぽさんが使ったんやと思います。
試しに水を流すと溢れそうになったんでトイレつまりは確定です。
ローポンプ作業
この時点では大した事ないトイレつまりやと思ってたんでローポンプ作業でアッサリ解消させちゃうつもりでした。
駄菓子菓子…
トイレットペーパーは押せるけど抜けません(苦笑)
手応え的には生理用品の様でもあるし排水管のつまりにも感じます。
洋式便器の脱着作業
とりあえずローポンプ作業で抜けなかったんで洋式便器タンクの脱着作業をしました。
床から立ち上がる排水アジャスターの中を覗くと水が溜まっています。
これは排水管が逆勾配か排水管が詰まってるんですが一旦スルーします。
便器の中を確認
便器を横に倒して反対側から確認して行きたいと思います。
便器を反対側から確認しましたが何も確認出来ませんでした。
一応、IN側とOUT側から各3回雑巾を通して便器の中に異物がない事を確認しました。
掃除点検口の確認
トイレの入り口付近に掃除点検口があったんで蓋を開けて状況確認しました。
掃除点検口の中を確認すると汚物でいっぱいになっていました。
とりあえず汚物は流れて行ったんやけどやはり水は一定量溜まったまんまでした。
一旦トイレを元通りにしてから水を流してみると便器は溢れそうになり掃除点検口からは少し溢れました。
排水管のつまりが確定したんですがビルイン店舗で4階なんで高圧洗浄機の選択はあり得ません。
ドレンクリーナーで通管作業
掃除点検口からドレンクリーナーを使ってワイヤーを通して通管作業して行きます。
掃除点検口からの通管作業なんで10mmのワイヤーをチョイスしました。
15m程ワイヤーが入った箇所で当たりがありました。
恐らく生理用品的な手応えですが上手くワイヤーが捉えきれません。
『捉えきれないなら崩してしまえ』と何度もワイヤーで突いて流し込む事に成功しました。
作業後のアドバイス
掃除点検口を開けたまんまでトイレの水を流してみます。
普通に流れる様になったんで今度はトイレットペーパーを流す通水テストを何度もしました。
通水テスト後に責任者の方にトイレの流れを確認してもらう時に『生理用品とかペーパーは置かない方が良いですよ』ってアドバイスしたら『ウチのお客様はトイレットペーパーしか流しません』って人のアドバイスを聞きそうにないからそれ以上は言いませんでした(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
責任者の方は『排水管が悪いそうなんでトイレを使うなって言われてる』って言ってました。
『そんな事はないやろ』って思いましたが、もしそれがホンマなら使わんかったら良いだけの話です。
どちらにしても人の、誰のアドバイスも聞きそうにない人やから説明もそこそこに撤収しました(笑)
現場からは以上です。