冷凍リーチイン3台とも下部から水漏れ 排水詰まりが原因との指摘有
木津川市州見台より【冷凍リーチイン3台とも下部から水漏れ。冷ケース業者より排水詰まりが原因との指摘有。点検調査・詰まり除去作業お願いします。】って依頼が舞い込んできました。
同業他社さんが先発で行って『ワイヤーを入れたが5mから進まず、排水桝の答えも判断出来なかった』って報告があったそうです。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると冷凍リーチインの下にペットのトイレシートが敷き詰められていました。
同業他社さんがワイヤーを何処からか入れてるんでまずは入れれるトコを探して行きました。
まず最初に店舗の入り口から見て一番奥の冷凍リーチインの下を確認しました。
ここの排水管を外そうとしましたが抜けなかったんで一旦スルーしました。
ちなみにここも水漏れの跡がありました。
次に奥から2番目の冷凍リーチインの下を確認すると排水管が抜けたんでここから作業が出来る事が確認出来ました。
埋設配管が40なんでどんな作業をするか考えました。
この時点では外の排水桝の何処に出てくるかは分かっていません。
電動フレキシロッダーCRE
出来る限りの安全対策をして電動フレキシロッダーCREを準備しました。
先発ワイヤーはベーシングワイヤーの8mm10mをチョイスしました。
同業他社さんが5mしか入れれなかったんはトンボ配管でワイヤーが上流側に入ってた様です。
自分も最初はそちらに進めてたみたいで同じ様になりました。
そこで再度やり直しをしてワイヤーを逆方向に進ませました。
近くに水道がなかったんでこんな感じでチマチマ通水テストをしながら通管作業しました。
排水桝からの通管作業
ベーシングワイヤー8mm10mが入っても抜けなかったんで、外に出て排水桝からの通管作業を試みます。
自分が当たりを付けたのはこのトラップ桝に繋がっている排水管でした。
冷凍リーチインの下の排水管にカンツールタブレットを入れていざ通管作業を開始です。
大量のバクテリアの塊を引きずり出せたんですがカンツールタブレットの色が出てきません。
そこでシングワイヤー8mm20mに変更して下流側からそして上流側からの通管作業をしました。
排水管の高圧洗浄
予算に上限があったんでワイヤーを使ってたんですが元請け様からの許可を得て高圧洗浄をする事になりました。
低騒音ハイパワー高圧洗浄機を準備して行きます。
作業を開始する直前にやっとカンツールタブレットの色が出てきました。
ドンドン色が濃くなってきてこの時点ではもう解決した気になっていました。
後はカンツールタブレットの色が出なくなるまで洗管作業をすれば良いんです。
WPHさんから提供を受けた極細ステンレスホース10m固定スズランノズルをキッカリ入れました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
上流側から通水テストをしてジャンジャン水が流れるのを確認して作業は終了です。
下流側からの通管作業と洗管作業でほぼほぼ逆勾配なのは間違いない事は確認出来ました。
勿論、元請け様には報告しております。
予算が出れば管内カメラ調査をしてある程度の位置を割り出せるんですが大工事になるから不可能なんでやっても無駄です。
現場からは以上です。