厨房 排水管詰まり ピロティ店舗の排水溝が1箇所詰まっている
京都市西京区より【厨房 排水管詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【ピロティ店舗の排水溝が1箇所詰まっている】って感じです。
グリストラップは1Fの店舗裏にあり、もしメイン管が詰まってるなら数ヶ所ある排水溝は全て詰まっちゃいます。
1箇所って事は枝管が詰まっているんですが大抵の場合はそんな単純な話ではありません。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとまだオープン前でスタッフさんが出勤してきたばっかりって感じでした。
案内された排水溝を見るとグレーチングまで水がタプンタプンの状況でした。
グレーチングを外してみるとこんな感じなんでどんな排水経路なのかは手を突っ込まないと分かりません。
電動フレキシロッダーCREでの通管作業
他の排水溝も確認しましたが水が湧いてるトコも無かったんで『なるほど、まあまあややこしい配管のパターンね』って思いました。
先発に起用したのは異径グリスカッター54で排水溝に手を突っ込んでこれを選びました。
この時点では『何が難しいねん』って思ってました。2曲がりすればスッコンっと抜ける予定だったからです。
グリスカッター37に変更
異径グリスカッター54で1曲がり目を触っていたら油脂の塊の手応えと共に固い手応えがありました。
そこで『まさかとは思うけど念の為に…』って事でグリスカッター37に変更しました。
すると案の定詰まりは抜けましたが排水管の中は違和感タップリでした。
ブレードカッター75に変更
詰まりは抜けたんですが100にグリスカッター37なんで再発の恐れがありますから一気にブレードカッター75に変更します。
油脂の塊が詰まりの原因ならブレードカッター75を突っ込めばかなり油脂の塊を崩すんですがこれがまた入って行きません。
管内カメラ調査
『詰まりは抜けてるしこのまま行こうかな』ってコンマ5秒過りましたが再発してまた京都まで来るんが嫌だったんで管内カメラ調査をする事にしました。
すると1つ目の曲がりにひょっとこエルボで絞られてるのが確認出来ました。
カメラを2つ目の曲がりに進めると油脂の塊が残っており水まで溜まっています。
曲がった先にも油脂の塊が残っているんでこのまま帰ってたら速攻で再発してたかもしれません。
異物を除去
とりあえず油脂の塊に付着するビニール片があったんで何とか引っ掛けて行きます。
この辺りでは『とりあえず抜けてるけど再発させそうな物は取っとこう』って思ってました。
ただ、更に奥を見に行くと油脂の塊がゴッソリ残っています。
ここで暫くどうするか思案してました。詰まりは抜けてるからOKと言えばOKだし、このままだと再発するのは目に見えてるし…
2つ目のビニール片が取り出せた場面で『アカン、フレックスシャフトを使お』って思いました。
フレックスシャフトK9-204
一応17:00まで作業が出来るんでフレックスシャフトK9-204で出来る限り油脂の塊を全て除去したいと思います。
油脂の塊を崩しては通水テストで流し込みって事をひたすらやりました。
この先も油脂の塊だらけで他の排水溝からも管内カメラ調査をしましたが恐ろしい量の油脂の塊が確認出来ました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
時間いっぱいまでやりましたが時間切れとなりました。
グリストラップ側から高圧洗浄すれば良いんですがそれは別依頼となるんで時間帯責任者様に案内して撤収しました。
帰りにグリストラップもチラッと見ましたがなかなかの状態でした。
現場からは以上です。
実際の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
【排水管の中は油脂の塊がいっぱい❣️グリスカッターも当たらない😱】
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