富田林市喜志町より【厨房シンク下浄水器の給水管から水漏れ】って依頼が舞い込んできました。
この依頼内容を聞いた時に『フレキナットからの水漏れやな…フレキパッキンの交換かフレキ管の交換か…』なんて思いながら現場に向かったんですが、まさかまさかの給湯配管の水漏れだったって話です。
給湯配管でHT管(茶色の塩ビ管)って経年劣化で継手が割れたりして水漏れを起こす事が多々あります。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは水漏れの状況確認から
現場に到着するとこの浄水器が置いてある細い調理台の前に案内されました。
パッと見て『やっぱフレキ管の水漏れなんかな?』って思ったんですが話を聞いてるとどうやらそうじゃない様子。
『浄水器の向こう側の布を被せたトコの配管が水漏れしてるんです』との事です。
『うぅ~ん、作業スペースが狭いなぁ~どうすっかなぁ~』って考えていると『この調理台はズラせます』って言ってもらったんで上に乗ってる物を全て退けてもらいました。
邪魔なら退けろ!ホトトギス♪
調理台があると作業スペースが狭いんで退けたいんですが浄水器が繋がってるんで厄介です。
15:00から一旦休憩時間だから全体止水も考えたんだが裏の調理場で姉さんが一生懸命に仕込みをしてるんで邪魔はしたくない(断言)
浄水器が固定されてなかったんで調理台をズラして奥にある止水バルブで水を止めて浄水器を外し、調理台を退けました。
『よっしゃ、よっしゃ、これで作業が出来るぞ!』って思いながら被せてた布を退けるとHT管の水栓ソケットにピンホールが入っての水漏れでした。
『うぅ~ん、HT管の20で1/2の水栓ソケットなんか持ってたかなぁ~』ってコンマ5秒考えましたがどう考えても持ってる訳がありません。
今持ってる材料で何とかするのが緊急の水道屋!って事で考えるよりも作業しよっ!
水栓ソケットとバルブを解体撤去
給湯器の場所を尋ねるも『給湯器?』って頼んない返事だったんで勝手に店の裏に周り給湯器を発見しました。
3台あったんですがどれが正解か調査すんのもめんどくさいし時間が勿体無いんで3つとも止水バルブを閉め『お湯止めました!』とだけ報告しフレキ管を外しHT管をぶった切りました。(山ちゃん強引ねっ♡)
水栓ソケットをしげしげと見てたら割れてたんで『ピンホールやと思ったら割れてるやんっ!』って吞気な事を言っとりますが、んな事を言ってる暇はありません。
HT管を繋ぎ直すぞ!
まずは20の水栓ソケットが3/4のネジなんで異径ニップルを取り付けて1/2に落とします。
そこにナット付きボールバルブを取り付けていよいよ松本伊代…違った、いよいよHT管を繋ぎ直します。
ちなみにHT管を繋ぐノリは専用の物を使わないとエラい事になりまっせ(笑)
これが20の1/2ネジの水栓ソケットを持っていたらバルブは再利用出来たんですがね(苦笑)
HT管とボールバルブを合体させた水栓ソケットを繋いでフレキ管を接続します。
『はいっ!ノリが乾くまで30分休憩!』って言って車に乗って一服をしました。
ワテは真面目やからしっかり30分は通水テストをしません(急かしても無駄!)
時間が経ってから給湯器のバルブを開栓してHT管やフレキ管の水漏れが無いかの確認をします。
調理台を戻して浄水器の復旧作業
調理台を半分戻して浄水器の復旧作業をしました。止水バルブを開栓してから調理台を完全に元に戻しました。
『浄水器のメーカーさん、いつもこんな感じでカートリッジを交換してんだな、面倒だろな…』って思いながらフレキ管の水漏れが無いかの確認をします。
冷静に考えたらこのボールバルブを閉めるにはいちいち浄水器と調理台を外さなきゃいけないんで必要かなぁ~って思うんですがいかがでしょうか?
元々あったから付けたんですが素人さんには触れないやろ?って感じです。
浄水器の接続部分も水漏れがなかったんで作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?依頼内容とは大きく違う給湯管の水漏れだったんですが何とか手持ちの材料で水漏れ修理が出来ました。
そもそもHT管なんて令和の時代になかなかお目にかかれないし、ましてや20って感じでした。
車に載ってる材料が多すぎるから降ろしたいトコではありますがこんな感じの現場があるからなかなか降ろせません(涙目)
まっ、継手が割れてたって事は給湯配管も限界に近いと思うんで給湯配管の引き直しもそろそろ考えといた方が良いと思います。(次はいつかな♪)現場からは以上です。