大阪府大阪市中央区南船場より【厨房グリストラップ詰まり (食器洗浄機系統とシンク水栓の排水口から排水が逆流)】って依頼が舞い込んできました。
店舗の名前を聞いても聞いた事が無い名前だったんで状況も全く予想が付かず3連休最終日の夕方に行っても大丈夫なんかを尋ねるとOKだったんで現場に向かいます。
連絡を受けたのは16:37で現場に到着したのは17:43でした。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか、どの様に排水詰まりを解消させたのか、詳しく解説して行きます。
現場の状況は
現場に到着すると、まぁ~山川設備がプライベートでは絶対に行かない様なお洒落なレストランでした(苦笑)
恐る恐るお店に入ると男性店員の方が待ってました!ってな笑顔で出迎えてくれました。
話を聞くと『食器洗浄機を3回程度連続で回すとここから排水が溢れてきます』って話でした。
側溝のグレーチング蓋も目詰まりを起こしているんで隙間から流れをチェックして『とりあえずグリストラップは詰まってるんやろな』って思いました。
食器洗浄機とシンクの排水は
側溝があの状態やからグリストラップの排水詰まりを抜いても個別の排水も詰まってるかも知れないんで排水経路の確認をします。
これはどちらかと言うとワイヤーの太さを決める確認です。
食器洗浄機の排水蛇腹ホースを確認するとこの通り逆勾配になっています。
食器洗浄機の排水も洗い場シンクの下の排水も40できてたんで8mmのワイヤーをチョイスかなぁ~って思いました。
グリストラップの状況は
いよいよグリストラップの蓋を開けて状況を確認するとこの通りパンパンになっています。
店員さんの話では側溝の方から溢れるとか食器洗浄機やシンクの系統って言ってはりましたが厨房の排水は全て詰まってる事になります。
この写真では分からないと思いますが水封トラップも外れていました。
ドレンクリーナーで通管作業
とりあえずはグリストラップの排水詰まりを解消させない事には食器洗浄機やシンクがどうのこうの言っても仕方ないんでドレンクリーナーを使って10mmのワイヤーを通して行きます。
実は最初は10mmのワイヤー10mで勝負を掛けたんですが全く届かず20mのワイヤーにチェンジして再アタックって感じです。
『タハー、最初から20mで行きゃあ良かった(苦笑)』って思うんですがこれも結果論です。
通水テストをしながらワイヤーを戻す
洗い場シンクやその他の水道蛇口から水をジャンジャン流しっ放しにし続けます。
店舗の外は真っ暗になってたんでチェック出来ませんから少しずつワイヤーを戻しながら出来るだけ油脂の塊を流し込んでいくイメージです。
水封トラップを装着して更に通水テストを続けます。
グリストラップの流れも確認していますが洗い場シンクの下の排水やその他の排水が逆流してないかのチェックも同時にしてます。
まとめ
グリストラップの排水詰まりだったのでそこを解消させたらその他の排水も順調に流れています。
ただ、ご覧の通りの状況だったのでグリストラップの清掃や各排水管を高圧洗浄した方が良いのは説明しなくても分かると思います。
今回は営業中だったのであくまでも応急処置でドレンクリーナーを使って通管作業しました。
今回の現場では以上で作業を終了しています。