TOTO TMS25C シャワー水栓 ハンドル止水不良の修理
京都市山科区より【シャワー水栓 ハンドル止水不良の為、調査及び修理対応をお願い致します。】って依頼が舞い込んできました。
TOTO TMS25Cの開閉バルブの経年劣化による水漏れなんですがシャワーからはジャバジャバ水漏れしてて全く機能してませんでした。
ただこの水栓、大抵の場合は開閉バルブの交換で直っちゃうから優秀です。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到達するとシャワールームからかなりの音が聞こえてきてて水栓にはガムテープがグルグル巻きにされてました。
これで水漏れがマシになってるなら良いんですが全く意味がない状態で、むしろ剝がすのが手間なんで止めといて頂きたい。
とりあえず品番確認も出来ないんで先にガムテープを剝がして行きます。
水栓が露わになると品番シールが確認出来てTOTO TMS25Cって事が確認出来ました。
ジャバジャバ水漏れしてるんですがここで先にハンドルを外しておきます。
全体止水をしなくちゃ開閉バルブの交換は出来ないんでなるべく全体止水の時間は短くしたい訳です。
まぁ~とんでもない勢いで水漏れしてるんで全体止水をしない選択はありません。
現場で戦ってないヤツは『すっぽんぽんやったら全体止水要らんのとちゃう?』って言ってきますがアホくさくて言い返すのも面倒。
後は持って行ってたTOTO TH738 開閉バルブを袋から出して準備完了。
ビルイン店舗の全体止水はスピードが命なんでここまで準備をしてから全体止水をします。
TOTO TH738 開閉バルブの交換
『どの位の時間、水を止めますか?』
『2分以内に終わらせます!』
『じゃあ客室に案内してきます』
『パニックになるから要らん説明せんで良い。パニックになる前に終わらせる』
そんな感じのやり取りをしてる間に開閉バルブの解体撤去を済ませます。
新しい開閉バルブの取り付けをしてバルブを閉めて全体止水を開栓します。
『えっ?もう終わりですか?』
『全体止水は2分以内の約束やろ?』
いやぁ~止水バルブが近くで良かった(笑)
ハンドルの復旧
ハンドルを被せて水を出したりお湯を出したりする通水テストを行います。
この開閉バルブの交換で水漏れが止まらないならシャワー水栓の交換に踏み切るんですが今まで止まらなかった事は記憶にありません。
各カラーインデックスを取り付けてネジを隠します。
後は店員さんに確認してもらって作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
いつもこのタイミングで『何が原因だったんですか?』って聞かれて『経年劣化です』って答えるんですがホンマは『TOTO TH738 開閉バルブの故障です』って答えたいんですよね。
メモでもしながら質問してきたら真面目に答えるんですが『どうせ覚えられへんやろ』って思うんで『経年劣化です』って答えてます。
ややこしい水道屋さんに引っ掛かりたくなければメモ帳を片手に質問すれば良いんです。
あっ!自分が1番ややこしいか(笑)
現場からは以上です。