奈良市古市町より【男子トイレの手洗い器の蛇口が閉めても水が止まりません】って依頼が舞い込んできました。
とある飲食店様での話なんですがプライベートでは行った事が無いんで元請けの水道メンテナンス会社の担当者様に聞くと『まあまあ美味いお店でよく行ってますよ』との事です。
ちょっとお洒落なお店なんで気にはなってたんですがきっかけがありませんでした(苦笑)
まっ、そんな話は置いといてちょっと厄介な蛇口だったんでこの現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
参考記事
【東大阪市長堂で2箇所の蛇口の水漏れ修理をしました。】(本館サイト)
【厨房シンク混合水栓のハンドルを閉めても水が止まらない 橿原市十市町】(本館サイト)
まずは蛇口の水漏れ状況から
現場に到着するとすぐに責任者様が男子トイレに案内してくれました。
お洒落な蛇口なんですがポタポタと水漏れしていました。
蛇口を見た瞬間に『ダメだこりゃ』って思いました。
ダメな理由はいくつかあって、まずは壁付の蛇口やって事です。
それと無駄にお洒落な蛇口なんで部品が特別な物かもしれません。
普通、トイレ内にある手洗い器って台付き蛇口で下に止水栓があってそこを閉めれば水はコントロール出来るんで水漏れ修理が出来るんですが、壁付蛇口の場合全体止水が必要になります。
山川設備がこの現場に到着したのは18:34で飲食店はこれから忙しくなる時間帯でした。
トイレ内の手洗い器って聞いて台付き蛇口と思って受けたんですが全体止水をしなければパッキン交換すら出来ません。
営業時間中に全体止水出来ないなら閉店後の作業になります。当然夜中の作業ならそれなりに作業費は高くなります。(山川設備は夜中の作業はやりません)
元請けの水道メンテナンス会社に報告して『お店側がOKしなければ手配替え』って事になる旨を案内しました。
前代未聞の全体止水
『絶対にお店側はこんな時間に全体止水なんて首を縦に振らんやろなぁ~』って思ってたんですが責任者様が『10分以内で調査が出来るならやって下さい!』って言ってきました(苦笑)
もし、常備してるヤツ(コマパッキンやスピンドル)で交換が可能ならこの決断はグッジョブです。
仮に特殊部品だったとしても夜中に現調してもらうよりは安く済むハズです。
そんな感じで全体止水をしてレバースピンドルを外してみました。パッキン交換の可能性も探りましたが、普通ならナットで固定してるパッキンもネジで固定されててそのネジもそこに当たってネジ山が潰れていました。
本体のネジ部分も写真に収め蛇口を元に戻して全体止水を開栓しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?蛇口を交換すりゃ良い話なんですが、こんなお洒落な蛇口は常備しとりません。
また、ひょっとしたらレバースピンドルのセットを交換すりゃ水漏れ修理は可能かも知れません。
山川設備は『蛇口を交換すりゃ良いと思う』って感じなんですが果たして本部様はどんな判断をするのか?
ここに自在水栓を取り付けるのも何か違う気がするし…(苦笑)現場からは以上です。