橿原市久米町芝田より【給湯配管 洗い場シンク下奥/水道管が突然破裂しお湯が漏れているので至急修理をお願いします】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【劣化の為と思われる。ポンッポンップシュッと言って破裂した。今は元栓を止め洗い場はお湯が出なくなっている】との事です。
飲食店の給湯配管が銅管で露出配管なら、当然サビも発生して破損する確率が上がります。
また洗い場シンク下なんかの掃除が行き届いていない場合は色んな物が付着して破損させる事が多い様です。
給湯配管がHT管なら10年も経てば簡単に折れますし、銅管の場合はピンホールによる水漏れや継手類の際で破損する事があります。
一時的に繋いだりも勿論可能なんですが場所によっては給湯配管の引き直しって事態にもなりかねません。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは水漏れの状況確認から
現場に到着すると被覆銅管をユニオンで補修した後がありました。
恐らくは分岐してたであろう銅管もありましたが現在は使っておらず繋がっていません。
ユニオンの先はHT管13だったんで『何で一旦ユニオンで補修した後にちゃんとした工事をしなかったんやろ?』って思いました。
恐らくこの補修をやった業者さんも『とりあえずの補修やからちゃんと直しや』って言ったと思うんですが『今、水漏れは止まったんならそれで良いんとちゃう』って感じでほったらかしになってたんやと思います。
ユニオンを一旦解体してみる
ユニオンを解体撤去して被覆銅管の径を確認しました。すると珍しい20より太い配管でした。
20にさえ落とせればどないでも出来たんですがその部材は持ち合わせていません。
仕方ないのでユニオンを完全に分解して清掃してみました。要はパッキン類が抜けた感じだったんで付着物を綺麗に取り除いて接続し直して部材が届くまでの間は踏ん張ってもらう作戦です。
ユニオンの再取り付け
今回の最大の問題は銅管の太さでした。恐らくこのユニオン補修した前の業者さんも継手が無くて仕方なくユニオンで接続したんやと思います。
被覆銅管とユニオンをそれぞれ壁に固定して動かなくすりゃ暫くは踏ん張るとは思いますが、それだとまたほったらかしにしかねないんでこのままで作業は一旦終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?この後、予想通り駐車場内で書き物をしてる間に『また抜けました!』って店員さんが走ってきました(笑)
給湯器で止水して部材が入るまで待ってもらう事になります。
勿論、元請けの水道メンテナンス会社にも状況を報告して『給湯配管を全引きした方が良い』とはお伝えしてます。
これをどう判断するかは知りませんが銅管溶接で補修しても別の場所も同じ事が続きますから結局はどこかのタイミング全引きになります(笑)現場からは以上です。