葛城市東室より【排水配管(屋内)詰まっている】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【排水配管(屋内)【本日対応希望】従業員トイレ横の更衣室内のシャワー室に汚水が溜まっています。午前中トイレの手洗い器の水の流れ少し悪かった様に思います。】って感じです。
更に言うと【今は使用しない様に 貼り紙を貼っている。シャワー室を開けるとかなり臭いがくさい。】との事です。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
参考記事
【厨房グリストラップの詰まりで水が溢れそうになってる 動画付きの修理方法】(本館サイト)
まずはシャワー室の状況確認から
現場に到着するとすぐに使ってないシャワー室に案内されました。土間排水口から水が溢れた跡がありました。
目皿を外して文鎮を外すと水が溜まってるんでトラップの詰まりじゃなく排水管の詰まりが確定しました。
トイレの状況は
引き続きトイレを案内してもらいます。トイレには土間排水口と掃除点検口がありました。
まずは土間排水口のトラップを外してみました。やはり排水管が詰まっています。
トイレの掃除点検口を開けて状況を確認をして行きます。
掃除点検口も詰まってる事が確認出来たんで1度トイレを流してみます。
水を流して掃除点検口の水が動いたら汚水管、動かなければ雑配水管と判断出来ます。
電動フレキシロッダーFREで通管作業
土間排水口からは8mmのワイヤーしか入れれませんから掃除点検口から10mmのワイヤーを入れて通管作業をして行きます。
駄菓子菓子、店の裏側までは10m無かったんですが20mをセットしたのに何処までもワイヤーが入って行きます。
何度か手応え感じては崩し、抜けなければワイヤーを戻して確認、そんな事を繰り返してたんですが油脂の塊が半端ないのかワイヤーには結構長い距離の油脂の塊が付着してました。
排水桝の確認
とりあえずココかな?って思った排水桝の確認してみると排水管の中に洗管ホースが置き去りになってました。
相当昔に入れたのか古い洗管ホースだったんですが回しながら引っ張ると抜けました。
10m以上の洗管ホースだったんですが排水管の径が違うんで一旦スルーしました。
グリストラップの上手側の排水マスを確認するとパンパンに詰まっていました。
グリストラップの下手側の排水桝もこんな感じで閉塞気味ですが、これでグリストラップの詰まりって事が判明しました。
電動フレキシロッダーFREでグリストラップの詰まりを通管作業
普通ならこのタイミングで高圧洗浄って感じなんですが明日の朝から別の業者さんが上手下手を洗管作業する手配が組まれた後だったんで電動フレキシロッダーFREで応急的に詰まりを抜きます。
10mのワイヤーをグリストラップ側から電動フレキシロッダーFREを使って通して行きます。
電動フレキシロッダーFREでグリストラップから排水桝までの油脂の塊を崩している間に排水桝の大量の油脂の塊をグリストラップの2層目に移動させます。
明日の朝には他業者さんが来るのが確認出来てますからそれまでの間、再発しなければ良いんですが油脂の塊は半端ない量でした。
ドロップヘッドで油脂の塊を除去してたら日が暮れるんで(既に暮れてますが…)ブレードカッターを使って油脂の塊を除去して行きます。
本来、上流側から電動フレキシロッダーFREで通管作業をするのが正解で排水桝の水も引いて排水管が見えてるんでグリストラップ側の油脂の塊は全て除去して行きます。
店の中のありとあらゆる水道を出しっ放しにしてグリストラップとこの排水桝の間で再発しないかの確認をして行きます。
バールにすくいん棒に電動フレキシロッダーFREでブレードカッターとフルキャストでの通管作業をしました。
まとめ
シャワー室の通水テストをしてても順調なんで明日の朝から来る他業者さんがちゃんと店内排水管を高圧洗浄してくれたら責任は移動します。
排水桝からチラッと見た感じではなかなかの油脂の塊が出てくる筈なんで楽しみです。
そんな訳でいかがでしたか?状況によっては電動フレキシロッダーFREで油脂の塊をほぼほぼ除去出来るんで店舗改装業者さんはそんな設備に工事をして行って下さい。
排水設備の条件が悪ければ道具が揃ってても出来ませんから(苦笑)
参考記事【トイレ 排水 下水 詰まり除去道具一式】
現場からは以上です。