大阪府大阪市西淀川区柏里より【お風呂と洗濯機の排水管が詰まってる】って依頼が舞い込んできました。
賃貸マンションの管理会社様から水道メンテナンス会社経由の案件です。
どんな排水配管をしてるんかは行った事が無い物件だったので分かりませんがお風呂と洗濯機の排水管が詰まってるなら実は洗面所の排水管も詰まっていると思います。
ヘタすりゃキッチン・台所も詰まっててもおかしくありません。
こんな感じである程度仮説を立てて現場に向かいます。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
到着時の状況は
【浴槽に水を溜めてみる】
現場に到着して話を聞くと『浴槽のお湯を抜くと浴室に溢れてくる』って話だったんで浴槽に水を溜めてみる事にしました。
水が溜まるまでの間にお客様はカンカンに怒ってはったんで『マンションの設備が悪いなら管理会社様に文句を言えば良いんですがひょっとしたらお客様の掃除が出来てないだけだったら修理費用を請求される事もあるからとりあえずは原因が分かるまで怒らない方が良いですよ！』ってお伝えしました。
って言うのも入居から約１０年程住んでて最初から排水の流れが悪いと思ってたらもっと早くに文句を言うと思うんですよ（苦笑）
洗濯機の状況は
【防水パンが広いパターン】
洗濯防水パンも広い方だったんで排水トラップもまる見え状態です。
『ココは普段掃除してますか？』って質問すると『見えてるトコは掃除してる』との事です。
【排水トラップを解体しに行く】
洗濯機の排水蛇腹ホースを外しながら『ココって分解清掃してはります？』って聞くと『そこまではしてない』との事です。
『そんなん自分達でやらなアカンの？』って言ってるのを尻目に排水トラップを解体して繊維質の異物を取り除き清掃しました。
【洗濯機をすすぎにして通水テスト】
排水トラップを再取り付けしてすすぎで通水テストをしました。
すると水はジャンジャン流れる様になったんで排水トラップの清掃をしてなかった事が原因と判明しました（苦笑）
浴室の方は
【排水トラップを解体してローポンプ作業】
さて、随分静かになったんですが引き続き浴室の方の詰まりを解消させて行きます。
排水トラップを解体して浴槽の水を抜いたらやはり流れは悪いんでローポンプ作業で引っ張り出す事にしました。
【毛髪等がどっさり(笑)】
写真の毛髪は１部なんですがエグい量の毛髪が出てきました(笑)
排水トラップ周辺も歯ブラシ等を使って清掃して行きます。
【作業後の写真 浴槽 浴室】
再度、浴槽に水を溜めて一気に流す通水テストをしました。
勿論、水はジャンジャン流れて行きます。
費用負担は
こんな場合の費用負担なんですが山川設備は水道メンテナンス会社経由の案件やから水道メンテナンス会社に請求するんでその後は知りません。
ただ、もし家主様や管理会社様の気持ちになって考えてみたらどうでしょう？
普通の賃貸マンションなら退去後に洗いを掛けるんで『毛髪等はあなたの掃除不足が原因でしょ？』ってな気になると思うんです。
あなたが家主様だったら入居者に請求しません？（苦笑）
まとめ
そんな訳でいかがでしたか？原因がハッキリする前にキャンキャン吠えると後から気まずい思いをするんで間違っても調査しに来た業者に吠えない方が良いです。
実は今回の場合は最初から『排水管の詰まりは無いなぁ～』って思ってました。
仮に排水管の詰まりだったら序盤にもお伝えした様に洗面所も詰まってる筈ですから(笑)
これが入居してすぐなら吠えても良いとは思いますがね…