２、３日前からビル１Ｆの駐車場脇にある排水マスから汚水が溢れている

大阪市都島区御幸町より【４Ｆ建てビル ２、３日前からビル１Ｆの駐車場脇にある排水マスから汚水が溢れて駐車場の方へも流れてきている…】って依頼が舞い込んできました。

もう少し詳しく言うと【排水管が詰まっているのだと思う】との事です。

YouTubeをご覧になって山川設備に直接依頼をして下さりました。

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

まずは状況確認から

【到着時の状況 排水マス溢れ】

現場に到着して話を聞くと左側の排水マスが溢れたそうです。到着時には水が引いてて水封エルボが見えたんで単純に排水マスが詰まってるだけと考えられます。

会社の従業員さん達が過去にも掃除をしたそうなんですがそもそもの掃除方法に問題があるのか割とすぐに再発したそうです。

これ、普段からの掃除で防げるんですが詰まらせてからだとややこしい話になるんで是非とも最後までお付き合い下さい。

エルボを外してマス掃除

【エルボを外してマス掃除】

ザックリ油脂の塊を搔き出してバールで水封エルボを外したらヘラ等を使って排水マスに付着する油脂の塊を取り出して行きます。

そもそも油分が下流側に流れ込まない様にする為に設置されてるんで先に油脂の塊を取り出す事を強くお勧めします。

排水マスは排水マスなんですがある意味グリストラップ的な役割もしてますし、下流側で汚水管と接続されてるから水封エルボは防臭の目的もありますから外して捨てちゃダメですよ。

低騒音ハイパワー高圧洗浄機

【低騒音ハイパワー高圧洗浄機】

排水マスにはトータル４本の枝管が接続されてたんで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機で各排水管を洗浄清掃して行く必要があります。

これは排水マスが溢れた事で排水管に油脂の塊が逆流してる可能性があるから排水マスの詰まりが抜けたって安心してたら後々エラい事になる訳です。

この排水マスに細い枝管があったんで特殊な洗管ホースを使って洗管作業をして大量の油脂の塊を搔き出したんですが後から聞いた話では会社のエアコンにエラーが何度も出て近々部品交換をするそうです。

そっ、エアコンのドレン配管が詰まっててエラーが出て色んな部品を交換されてたんかもしれん訳です。

縦管までの排水管には油脂の塊が残らない様に徹底的に高圧洗浄しときました。

まとめ

【作業後の排水マス】

そんな訳でいかがでしたか？今回は雨水管も接続されてたんでスラッジポンプを使って底に溜まってた土砂も全て取り出しました。

これで早々詰まる事は無くなりましたがほったらかしをせず年に２回は掃除してもらう様にレクチャーして作業は終了です。

『排水マスは溢れさせたら上流側も高圧洗浄』これ基本です(笑)

現場からは以上です。