大和高田市西三倉堂より【女子トイレ詰まり】って依頼が舞い込んできました。
山川設備的考え方ではローポンプ作業でスコンと抜けてちゃっちゃと片付けて件数を回らないと儲からんのがこんな案件。
女子トイレだけに生理用品で詰まらせてくれてりゃ便器脱着等の別費用も頂けるので有り難いんだが『スッポンでも抜けてたやろがいっ!』って簡単に片付くのが最近多いパターン。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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【女子トイレ2台中、1台詰まり INAXの節水トイレの場合】
まずは状況確認から
現場に到着すると女子トイレは2基あったんで『単独のトイレ詰まりかなぁ~?』って思いながら店長さんが開けてくれるのを待ちます。
トイレのドアにはトイレ使用中止の貼り紙があり、中から鍵を掛けてくれてます。
店舗のトイレ詰まりだとここまでしとかないと貼り紙だけでは気付かず入って大騒ぎするお客様も居てるんで徹底した方が良いです。
早速中に入りトイレの状況を確認すると特に溢れた様子もなく(ひょっとしたら掃除しただけかも)綺麗な状態です。
トイレの品番確認
トイレのメーカーはこちら!LIXILだかINAXだか兎に角トラブルが多いメーカー。
トイレタンクの品番はDT-Z150Uでした。LIXILのDTシリーズもトイレのトラブルが多い様な気がします。
便器の品番はこちら!BC-Z10SUって感じです。山川設備独自の統計を取っていずれ詰まりやすいトイレの品番ランキングでも作ったろかいっ!って思っております。
詰まりの状況を確認
やっとこどっこいトイレの蓋を開けて状況を確認します。トイレットペーパーが残っているんですが水は引いてるって感じです。
この時点で『生理用品の可能性はほぼほぼ無いな、大和高田市まできてローポンって…』ってガッカリしてます(苦笑)
念の為、水を流すと溢れそうになったんでトイレの詰まりは絶賛継続中です。
ローポンプ作業に通水テスト
そんな訳でいつもの様にローポンプ作業をして行きます。ローポンプ作業のコツはひたすら引いたり、引いたり押したりって最初の引いた手応えで判断します。
間違っても詰まってる方向にいきなり押すってのはスッポンも含めてあり得ません。
引っ掛かってる物は引っ掛かる理由があって引っ掛かってますから引いて位置をズラせば良いんです。
トイレットペーパーを流す通水テスト
めでたくローポンプ作業でトイレ詰まりは解消したんですが便器の吸込み異常に気が付きます。
『あれっ?』って思いながら左側のトイレを流す通水テストをすると右側がポコポコ音がします。
右側の便器を見ると水が波打っています。おかしいと思いながら右側と左側を交互に流して確認しますがどちらもトイレットペーパーは流れます。
外の排水桝の確認
店長さんに声を掛けて外の排水桝の確認しに行きます。排水桝の確認をすると汚れで閉塞気味なのが確認出来ました。
店長さんに協力を頂いて電話を繋ぎながらワテが排水桝、店長さんがトイレって位置に付いてトイレットペーパーを流してもらいました。
幸い右側も左側も同じ排水桝にトイレットペーパーが流れ着くのを確認したんで一旦様子見となりました。
まとめ
そんな訳でどないでしたか?店長さんからは本部様に報告、ワテは元請けの水道メンテナンス会社に報告で高圧洗浄を提案する様に手配しました。
現時点で慌ててやる必要があるんならその場で対応しますが、今回の様な場合は恐らく再発するまでほったらかしやと思います。
排水管清掃は見えない場所なんで見ないふりが出来ますからセンスが問われます。
分譲マンションの定期清掃を考えたらやった方が良いに決まっています。
現場からは以上です。