大阪市都島区東野田より【トイレ詰まり 度々詰まる】って依頼が舞い込んできました。
前回(2020/8/3)【店舗 トイレ詰まり 何度も再発して他業者から山川設備にチェンジ】の作業から僅かに2ヶ月、入居者様はトイレットペーパーしか流していないのに何度も詰まるのは建物が原因じゃないのかと仰るんで何が詰まってるかを見せて説明したいとの事。
管内カメラでの調査を強く希望されたんで洋式トイレを外して調査しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着してまずはキッチンの土間排水口を確認しました。水が溜まってるんですがこれは目皿に封をしてるんでこの様になっています。
ワントラップが壊れているんでこんな感じで臭いが上がってこない様にしてるらしいです。
トイレのドアには使用禁止の貼り紙がしてあるんですが後から聞くとトイレが使えない為、営業そのものをSTOPしてるそうです。
到着時には水が引いてる状況でした。度々詰まるんでスッポン(ラバーカップ)も2本用意されてます。
トイレの品番確認
前回も品番確認をしたと思うんですがTOTOのSH230BAでした。このトイレタンクは山川設備の事務所のトイレの手洗いあり版となります。
わざわざTOTOにお願いして6Lを8Lに上げてるとの事です。
便器はCS230Bなんでリモデル便器ではありません。って事は便器内に何かを落としてるのか排水管が詰まっているのかって事になります。
詰まり具合を確認
早速トイレの土間排水口を確認して行くんですが底に水が溜まってるんで『んっ?詰まってんじゃね?』って思いました。
管理会社の社長様の話では今は流れてるって事なんですが…
トイレタンクの中を確認してホンマに水量を調整したのかを確認しながら流していると3回目くらいで溢れそうになりました。
手洗い器の水も流しっ放しにしてたら水が溜まってくるし、便器は溢れそうになってるし、土間排水口の水位も上がってきました。
絶賛詰まり継続中なんが確認出来たんで管理会社の社長様に最終桝でモップを突っ込んで堰止めてもらい何が出てくるんかを確認してもらいました。
ローポンプ作業から管内カメラ調査
詰まりそのものはローポンプ作業で難なく解消させる事が出来ました。
何度か通水テストをして最終桝で確認してた社長様のトコに駆け付けると『ドバっとトイレットペーパーの塊は流れてきたけど他は何も流れてこない』との事です。
って事はただの紙詰まりって事でいいんじゃないでしょうか?
どうしても詰まりの原因を知りたい社長様が管内カメラ調査を希望されたんで洋式トイレを外して行きます。
ワテの管内カメラでは土間排水口からは入って行きません。
トイレを外して排水管を覗き込むと尿石がまあまあゴッソリって感じだったんですが閉塞してる訳ではありませんでした。
管内カメラで便器の排水口からやキッチンの土間排水口から確認しに行きました。
数か所逆勾配が判明したんですがこの模様は動画をご覧下さい。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?別の業者さんも以前管内カメラを入れてて同じ事の繰り返しになってしまったんですが根本的な排水設備の改修工事が必要かもしれません。
とは言えビルの3階で入居者様が居てるんで簡単には事は進みません。
詰まりにくくする方法は判明したんですが果たして入居者様がそれをやってくれるのか?
古いビルってホンマ、メンテナンスが難しいです。現場からは以上です。