神戸市中央区北長狭通より【詰まり除去依頼 グリストラップの流れが悪くトイレ土間排水が溢れる】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【前日に同業他社さんが行って電動式高圧洗浄をしたが何かに当たり進まなかった】との事です。
前回の作業【GT二次側の詰まり GT⇒トイレ⇒竪管 トイレの下流での詰まり】
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
まっ、状況確認って言ってもグリストラップからワイヤーを通していくしかないので訪問時から電動フレキシロッダーCREを持ち込んでいます。
前回の作業で20mギリギリの19mで抜けてますから今回は10mmワイヤーの30mをセットしました。
通常の金額では絶対に使いませんが今回は前日に他業者さんがコケてるんで割り増しだろうが何だろうが抜かなきゃいけません。
電動フレキシロッダーCRE
グリストラップからの排水管の曲がりが多いのは知ってるんでなるべくワイヤーは真っ直ぐ入れたい。
そんな訳でグリストラップの蓋を半分閉めてその上に電動フレキシロッダーCREを置きました。
10mmワイヤーの30mにブレードカッター57をセットしました。
前回の作業時も同じチョイスでワイヤーは20mでした。
通管作業中の出来事
さて、通管作業を開始するんですが状況としてはグリストラップの水封エルボが外されていて水位は下がっていたんですが通水テストをしながら通管作業をしているとドンドン水位が上がってきました。
『なるほどぉ~これですね?』なんて言いながらこの写真を撮っていました。
洗い場の蛇口を3つ全開にしてるんでものの数分でグリストラップは溢れそうになりました。
そうこうしてる間に本部の責任者様がトイレで見てはったんですが『こっちも溢れてきました』ってトイレの状況を教えてくれました。
ビルイン店舗の4Fで天井に5Fの排水が見えてて3、4、5F全て同じ排水経路だってのが分かってたんですが見ると先入観が入るので見ずに手探りで通管作業をしました。
手応え的には前回の作業時に抜けた箇所からもう少し先の油脂の塊を崩した時にズコーっと流れて行きました。
ここでブレードカッター75に変更してみたんですが最初の曲がりが上手く曲がらなかったんですぐに止めました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?3Fに足場を組んで各掃除点検口から管内カメラ調査をしながらフレックスシャフトを使ってやったらひょっとしたら縦管までの排水管を綺麗に出来るかもしれません。
また道路を閉鎖して高圧洗浄車で高圧ホースを上げて洗管作業をするのも有効かもしれません。
自分的には3、4、5F全て閉店して一旦スケルトンにしてからやり直す方が良いと思うのですが…(一番現実的ではありませんが)
現場からは以上です。
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