神戸市中央区北長狭通より【トイレ詰まり】って依頼が舞い込んできました。
随分と前に小便器の詰まりでフレックスシャフトで尿石除去をしたらどうのこうのって見積りの話があったんですがその後音沙汰が無かったんです。
それが数ヶ月経って帰ってきたと言う事は…って思いながら話を突き詰めて行くと話は二転三転するんです。
その時点でややこしそうだったんで断っても良かったんですが他業者さんが何人も行ってダメだった現場がどれほどの現場か興味が湧いちゃって見に行く事にしました。
では、この現場がどんな感じの現場だったのか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると更にすったもんだがあって依頼のお店の同じビルの系列店のトイレが詰まりやすいって事でした。
とりあえずトイレットペーパーを流す通水テストをすると普通に流れます。
トイレ内の手洗い前に掃除点検口があったんで開けてみて中を確認すると逆勾配なのかトイレを流す度に水が帰ってくるんですが溢れるまでは行きません。
洋式便器を外します
詰まってないけど詰まりやすいって事と、前に来た業者さんが尿石が原因って言ってた事もあってフレックスシャフトで尿石除去をする為に洋式便器を外して行きます。
一体型トイレタンクを外してから便器を外して行きます。
ちなみに掃除点検口が100や75だったらこの作業は要らないんですが40やったんで便器を外しました。
便器を外してみると排水管に水が溜まっているのが確認出来ました。
手洗いから水を出しっ放しにして暫く様子を見てたんですが溢れてくる訳ではありませんでした。
管内カメラ調査
とりあえず現時点がどうなっているのかを管内カメラを使って排水管の中を確認しに行きます。
管内カメラ調査をし始めてすぐに『あれっ?排水管詰まってるやん』って気付いたんですが更に奥を見に行くとデカい尿石を発見出来ました。
電動フレキシロッダーCRE
排水管の詰まりが判明してるんでまずは電動フレキシロッダーCREにて通管作業をして行きます。
10mmワイヤーに異径グリスカッター54を装着して突っ込んで行く作戦です。
詰まりそのものはあっさりと抜けたんですが管内カメラで確認すると縦管周辺まで尿石が付着していました。
フレックスシャフトで尿石除去
フレックスシャフトK9-204に超硬チップ付きチェーンノッカーで尿石除去をして行きます。
曲がりが多いんでなかなか難しい作業となりましたが縦管周辺までの排水管の尿石除去を繰り返しています。
こんな感じで縦管周辺に付着してた尿石もほぼほぼ除去する事が出来ました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ビルイン店舗の詰まり抜きは電動フレキシロッダーCREでやるのが基本でフレックスシャフトでは詰まり抜きは出来ません。
この辺りを勘違いする人が多いんですが排水管に付着する尿石や油脂の塊を除去するのがフレックスシャフトとなります。
そしてそれは管内カメラで確認しながらになるんでなかなかの高額作業費となります。
ビルイン店舗ならフレックスシャフトと管内カメラ、1階の店舗で排水桝から作業が出来るんなら高圧洗浄機を使った洗管作業と現場現場で作業が異なります。
どちらにしてもここまでやっても曲がりが多いからひょっとしたら再発するかもしれませんがそうなったらそうなったで店舗の改修工事をすれば良いんです。
店舗から山川設備に連絡来るまでに何社嚙んでるのか知りませんが実際に店舗が払う作業費っていくらになるんだろ?
まっ、直接連絡してきても神戸は最近断ってますが(苦笑)現場からは以上です。
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