神戸市中央区北長狭通より【グリストラップ詰まり】って依頼が舞い込んできました。
今日は予約も無かったんで目覚ましを掛けずゆっくり寝てたんですが音量MAXのガラケーが(仕事の依頼はガラケーに入ります)鳴りました。
『ちょっと遠いんですが高速乗って急行して下さい!』との事です(苦笑)
依頼書が来るまでの間に着替えを済ませてメールが来たと同時に出発しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説します。
まずは状況確認から
現場に到着すると『一時グリストラップが溢れたんですが先程急に流れ始めました』との事です(苦笑)
(おいおい、神戸まで高速乗って空振りかいなっ!)なんて思いましたが決して口には出しません(笑)
時間帯責任者様の話では『女子トイレを流すとグリストラップが溢れ始めた』って事なんで(どこかで1本にまとめてビルの配管に繋がってるんやな)って思いました。
現時点では24時間営業のお店なのに営業をストップさせているんで流れていますが再発しない保証はどこにもありません。
ましてや今日は土曜日なんで仮に夜間に再発したら来てくれる業者さんもグッと減りますし来ても対応出来る業者さんは更にグッと減ります。
ここら辺からの判断は店舗さんによってまちまちで『とりあえず流れてるからまた詰まったら呼ぶわ!』って言う店舗さんも居てるし『1度詰まったんは事実やから見といて!』って言う店舗さんも居てます。
今回の現場の時間帯責任者様は後者で『恐らく排水管の中は油脂の塊でいっぱいですよ』ってお伝えすると『そらそうですよね?ほな、作業しちゃって下さい!』って判断されました。
電動フレキシロッダーCREで通管作業
そんな訳で油脂の塊はエグいと想定して電動フレキシロッダーCREを用意しました。
これに10mmワイヤーの20mを装備してグリストラップの前に用意します。
ぶっちゃけ『20m要る?』とは思いましたが初めて来た店舗さんやし排水経路もハッキリ把握出来てなかったんでケチくさい事言って10mで届かなかったらカッコ悪いんでそない判断しました。
更にのっけからブレードカッター57を装着して通管作業をする事にしました。
これはお店の前に車を止めているから緑のおじさんが来る前にちゃっちゃと済ませたいとの思いと現時点では流れてるって安心感から勝負に出ました。
お店の全ての蛇口を出しっ放しにしての通水テストをしながらの通管作業となります。
10mまでの排水管は油脂の塊の手応えがビンビンで(ブレードカッター57大正解♡)ってニンマリしました。それ以降の排水管も所々で油脂の塊の手応えがあったんで一応20m通しました。
通水テスト
20mの通管作業をして後はゆっくりとワイヤーを戻していって出来る限り油脂の塊の取り残しが無いようにします。
勿論、管内カメラで確認しながらの作業にはかないませんが(山川設備では管内カメラで確認する事も出来ます)ほぼほぼ油脂の塊は全て除去出来てます。
この後、トラップを復旧させて更に通水テストを続け問題がないことを確認して作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?グリストラップが一旦溢れてなんかの拍子に流れても排水管の中の油脂の塊はどっかに行く訳ではないんで排水管清掃はしといた方が安心です。
こうならない様にする為にも流れが悪いと感じたら余裕を持って通管作業をしたり場合によっては高圧洗浄機で排水管洗浄する事を強くお勧めします。
決して安い作業ではありませんが機会損失や評判を落とす事を考えたら安いもんやと思うんですが(苦笑)現場からは以上です。