京都市中京区河原町より【床の排水管(床のゴミ庫に向かう方)から水漏れしてる為原因調査お願い致します】って依頼が舞い込んできました。
依頼内容が床の排水管って事で元請けの水道メンテナンス会社担当者様は排水詰まりによる逆流の水漏れと判断してウチに依頼をしてきました。
現場に到着すると全く違う話でホールは水浸し状態なのに絶賛営業中でした。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると手前側に調理場があり奥に客席側がありそこから2階の客席にも行けるって店舗さんでした。
ホールは水浸し状態で絶賛営業中…2階に行ったり来たりお客様がする中『営業を止めてくれぇ~!』って思ったんですが言っても止めないだろうからささっと調査をしてちゃちゃっと帰ろうと思いました。
仮に原因を突き止めたとしても工事出来る状況じゃないんだから時間の無駄やと思うんですが(苦笑)
奥に扉があったんで開けてみると色んな物を置いててひっちゃかめっちゃかになってるんですがどうやらゴミ庫の様です。
物を置きすぎてグリストラップっぽい物もあったんですがスペースが無さ過ぎて開ける事が出来ません。
薄いペラペラの壁の向こう側はお墓になってて向こう側からなら給湯器が確認出来るっぽいんです。
給湯器の確認
裏のお墓の人に許可を得て入らせてもらい店舗の裏側から給湯器を探しに行きます。
お店から覗けたら良かったんですが壁にもたれかかったら倒れると判断しました。
まずは目視で給湯器の下に水漏れ跡があるのか無いのかを確認します。
って言うのも店舗内を濡らす水を触ると暖かかったんでお湯の水漏れと判断したからです。
給湯器に近付くと回りっ放しだったんで『給湯配管が何処かで漏れてるんやろうけどかなりの量やぞ』って思いました。
とりあえず保温材の中を伝ってる場合があるんでその中も確認しましたが漏れていません。
とりあえず回りっ放しの給湯器を止水して食器洗浄機が稼働するのかの確認をしました。
幸い食洗機のお湯の系統ではなかったんで他のお湯系統は我慢してもらう事になりました。
壁を開けるか開けないか…
給湯配管を含む全ての配管が壁の中に入っていて外からは水漏れ箇所が特定出来ないから壁の中で漏れてると判断しました。
このプレートを剥がせばエレベーターの下が確認出来ると思うんですが許可が出ないと開口出来ないんで元請けの水道メンテナンス会社担当者様に確認したんですがハッキリしません。
要は責任を取りたくないって事なんでしょうがそれが伝わっちゃったんで撤収する事にしました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?恐らくここで水漏れ箇所が発見出来なければ客席の床を開口して行く事になります。
銅管で漏れてると判断出来るんでいっその事お湯の管をポリ管にでも引き替えれば良いんですがそうなってくると店舗改装レベルになるんでどんな判断をするのか?
店長さんに事情を説明して終了です。現場からは以上です。