寝屋川市秦町より【 水漏れ【本日対応希望】パントリー内床水漏れー:パントリー内水漏れ】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【パントリーの作業台の下から週末になると水もれします。別業者さんに見てもらったところ、排水管からの水漏れはないとのことですが水漏れします】との事です。
先発の対応業者さんの報告では【給水、排水を点検をしましたが、水漏れありませんでした。異臭も特になし】らしいです。
参考記事
【排水配管(屋内)【至急】サービスエリア製氷機下 大量の水漏れ】
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは水漏れの状況確認から
現場に到着するとパントリー内の床は水浸しで段ボールが敷かれてビショビショになっていました。
パントリー内に入った時点で『臭いも酷くない?』って女性店員さんに思わず言うと『そうなんですよ、めっちゃ臭いんです!』って言ってました。
この時点で『排水つまりによる逆流の水の可能性が高い』って思いました。
『ここら辺が特に水が溜まる』って言われた下を確認するとビニールテープで塞がれた排水管が発見出来ました。
ビニールテープも硬化してて割れてたんでここから水が逆流した可能性が高いです。
段ボールの下に切れ目があり『ここから水が出てくる』って言われましたが、これは床とCFの間に入り込んだ水なんでスルーします。
排水管の確認
次に見たのはショーケースタイプの冷蔵庫の下です。ドレン排水の蛇腹ホースを突っ込んである排水管が水に浸かっていました。
とりあえず簡単に排水つまりの状況写真を押さえる事が出来ました。
『これに気付かん先発の業者さんは何処の人やろ?』って思いました。
排水経路の確認
とりあえず『グリストラップまでが詰まってたら高圧洗浄しよっ!』って思いながら排水経路の確認をして行きます。
厨房からバックヤードに出たトコに排水桝があったんで確認しました。
この排水桝からもう1つ排水桝があって店外グリストラップに流れてるんですが高圧洗浄するには面倒な立地だったのと、男性マネージャー様が先発業者さんが来て原因を突き止められず再発してるから次に来た山川設備に敵意むき出しだったんで『ちゃっちゃと帰ろっ』って思いました(苦笑)
『ワテに当たっても得はせんよ』って思いながら排水つまりの除去作業の準備をします。
電動フレキシロッダーFREで通管作業
とりあえず溢れているショーケースタイプの冷蔵庫下の排水管から通管作業をして行きます。
まずは8mmのワイヤーを突っ込んで行くと油脂の塊に負けて真後ろの製氷機の横の排水管に出てきました。
製氷機の横の排水管から通管作業
ここからは10mmのワイヤーに交換して通管作業をして行きます。
8mmのワイヤーじゃ完全に油脂の塊に負けました。本来ならばこのタイミングで電動フレキシロッダーCREを試したかったんですがマネージャーさんの顔が怖かったんで『現場で練習って感じじゃないなぁ~』って思いました(笑)
『抜けたかなっ?』って手応えを感じてから通水テストをしながらの通管作業に切り替えました。
製氷機の横の排水管は楽勝やったんですが、そのタイミングでショーケースタイプの冷蔵庫のドレン排水を通水テストしたら溢れたんでこちらも10mmのワイヤーを通水テストしながら通管作業しました。
ショーケースタイプの冷蔵庫のドレン排水蛇腹ホースが突っ込んである排水管に通水テストをする時にマネージャー様が離れた場所にある蛇口を操作してくれたんで、この辺りから排水つまりを突き止めた山川設備を見る感じが変わってきてたんですが後の祭りで『徹底的に』なんて情熱は沸きません(苦笑)
蛇口から全開の通水テストをして逆流しないのを確認しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?『厨房の排水管は油脂の塊が凄そうやから高圧洗浄機で排水管清掃してもらった方が良いですよ!』ってマネージャー様に案内しときました。
元請けの水道メンテナンス会社にも同じ事を報告して『えぇっ!電動トーラーで抜けたんですか?』って言われたから『高圧洗浄の提案はしてます』って言っときました(笑)
高圧洗浄せな抜けない排水つまりやったらやっていましたが勝手知ったる電動フレキシロッダーFREで抜けたんでちゃっちゃと帰りました。
山川設備の装備はこちら【トイレ 排水 下水 詰まり除去道具一式】
現場からは以上です。先発の業者さんが怒らせた後始末は大変(苦笑)