大阪府大阪市中央区西心斎橋より【厨房ウォッシャー下の排水管から水漏れしている】って依頼が舞い込んできました。
連絡をもらった時点では『排水管が詰まって水が溢れてるんかなぁ~?排水蛇腹ホースから水漏れしてるんかなぁ~?』って思ってました。
そもそも『ウォッシャーって何っ?』って感じなんですが現場を見ない事には判断出来ないんで急行しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
到着時の状況
現場に到着すると洗い場シンクに案内されました。この下が水浸しになってるんで見てほしいとの事です。
露出配管が逆勾配になってるんが目視で確認出来ました。また排水蛇腹ホースからの水漏れも確認出来たんで1つづつ片付けて行きます。
排水蛇腹ホースの解体
とりあえず水漏れの可能性がある箇所は全て直して行きます。
排水蛇腹ホースを解体撤去しました。
排水蛇腹ホースにユニオンナットじゃなくホースナットにすると自分達で回してこんな感じに破損させてくれます。
ドレンクリーナーで通管作業
逆勾配だった露出配管をドレンクリーナーで通管作業します。
通水テストをする為にシンクからホースを伸ばします。
比較的簡単に露出配管の詰まりは抜けました。
シンクの水漏れを発見
ドレンクリーナーで通管作業してる最中に上からポタポタ漏れてくるから確認したらシンクかた伝い水が落ちてました。
シンクの隙間を埋めてる防水もボロボロになってるからなんですが『何の水やろ?』ってしばらく眺めてました。
スパウトの根元の水漏れ修理
良く見るとスパウトの根元がビニールテープでグルグル巻きになってて水漏れしてました。
スパウトはSANEIのPA20J-61×3-16で300mmのスパウトです。
残り水対策にペットシートを置いてます。
ちなみに300mmのスパウトにホースを取り付けるのはお勧め出来ません。
左右の蛇口が遊んでるんやからどちらかをホース用にカスタマイズした方が良いです。
排水蛇腹ホースの施工
左右どちらも排水蛇腹ホースの交換をして行きます。
これは後から防臭キャップを新設する為の施工です。継手には防臭キャップを付けても隙間が出来てしまいます。
先に左側の排水蛇腹ホースを施工します。
続いて右側の排水蛇腹ホースの施工をします。
左右どちらも防臭キャップを新設しました。この時点では逆勾配です。
タッパーで勾配調整しました。ただ、このままでは衛生的によろしく無いし、綺麗好きな人は拾って洗うと思うんで注意が必要です(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?正直言って『厨房改装工事した方が良い』と思いました。
ビルの地下1Fだったんで階下漏水とかは無いと思うんですが厨房床のヒビ割れやらツッコミどころ満載です。
設備はかなりヤバかったです。ただ、依頼内容の水漏れ修理はあっちもこっちも触って終了です(笑)