大阪市北区曾根崎新地より【グリストラップが詰まっている】って依頼が舞い込んできました。
依頼内容から考えるとグリストラップの下流側が詰まっているなら高圧洗浄機で洗管作業かドレンクリーナーで通管作業って事になります。
ただ、ビルイン店舗で6Fって事だったんで『高圧洗浄機で洗管作業は無理か…』なんて思いながら『ドレンクリーナーで通管作業するか、管内カメラで確認しながらフレックスシャフトかなぁ~』って感じで現場に急行しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して早速グリストラップを確認すると雑居ビルの店舗なのに割と大きめのグリストラップでした。
エレベーターで上がってる最中は『置き型のグリストラップちゃうか?』って思ってたんですが意外でした。
側溝を確認するとタプンタプンの状況だったんで『うんっ、グリストラップの下流側の詰まりよね(苦笑)』って感じです。
側溝がタプンタプンの状況って事は上流側にも脂が回ってるんでしょうがそれは後で詰まりを解消させてから確認します。
グリストラップの下流側の蓋を開けるとこちらもタプンタプンの状況でした。
水封エルボが反対に向いてるのはお客様がこの詰まりで向きを変えたそうです。
電動フレキシロッダーCREでの通管作業
作業前に電動フレキシロッダーCREでの通管作業するのか管内カメラで確認しながらフレックスシャフトで排水管内の壁面に付着する油脂の塊は全て除去するのかの説明をさせて頂きました。
結局電動フレキシロッダーCREで通管作業する事になりました。
10mmワイヤーに異径グリスカッター54から始めようとしたんですが75の排水管かと思っていたら入らずグリスカッター37からスタートしました。
ワイヤーを入れてすぐからワイヤーが進んで行かずヘッドをドロップヘッド大にしたりクロススピアヘッドにしたりして通管作業するんですが抜けません。
グリスカッター23改の登場
異径グリスカッター54もダメ、グリスカッター37もダメ、ドロップヘッド大もダメ、クロススピアヘッドもダメ、って事で心が折れかけたんですが…
お客様が『前はスナックやったみたいです』って言った事をきっかけに『ひょっとして50から更に40に絞ってんじゃね?』って思ってグリスカッター23改を装着しました。
このグリスカッター23改、8mmワイヤー用なんですが8mm→10mm変換金具を使って10mmワイヤーに付けれる様に改造しています。
この予想が功を奏して何とか詰まりは解消させる事が出来ました。
この辺りの様子は是非とも動画をご覧下さい。
https://youtu.be/n65Lce2uf9A
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?50から40に絞ってると考えてからは割と簡単だったんですがそこに至るまでは苦労しました。
とは言え40の排水管だったとしても通したのはグリスカッター23改なんで全ての油脂の塊が取れてる訳じゃありませんから冬には再発するんじゃないかと思います。
かと言って自分が持ってる管内カメラだと40の排水管を曲げるには限界がありますからどちらにしても厳しい状況です。
やっぱビルイン店舗で飲食店をやるには厳しいんやと思います。現場からは以上です。
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