生駒市小明町より【給水配管/【訪問希望日 本日 22時半迄】厨房 給水フレキより水漏れしています。】って依頼が舞い込んできました。
店舗内に止水バルブが設置されておらず間もなく夕方からの営業が始まるってタイミングで到着したんで全体止水をして対象の給水管にボールバルブを新設してから修理をしました。
立水栓の固定が緩んでいただけ…
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して裏口から入ったんですが、入った瞬間からシューシュー音がしてて何処かしらが水漏れしてるんが音で分かる状況でした。
店長さんがキッチン洗い場の左端の蛇口を指差して『これの下が水漏れしています』って教えて下さいました。
立水栓の固定が甘いのかグラグラの状態だったんで『あるあるやなぁ~』なんて思いながらシンクの下の状況を確認します。
シンク下の様子を確認すると給水管に直接フレキ管が接続されているんでまずは止水栓を探さなきゃいけません。
店の外に出てみると各セッションを止水するバルブが2つは発見出来たんですがどちらもこの給水管に関わっていませんでした。
こうなってくると全体止水をするしかないんですが夕方の開店まで1時間ありません。
全体止水をして止水バルブを新設
全体止水をしてすぐに止水バルブの新設を行います。今回の依頼ではフレキ管の脱着作業と立水栓の脱着作業が必要なんですが全体止水をしたままだとプレッシャーになるんでボールバルブを新設して全体止水は開栓します。
これで水が止まってるんはここだけになるから仮に開店時間に間に合わなくても落ち着いて作業が出来ます。
今回使ったボールバルブはSANEIのV662-13ってナット付きボールバルブになります。
これは平行ネジでテーパーネジだったらアングル止水栓に替えたりします。この辺りの判断は現場現場で変わります。
立水栓の再取り付け
特殊工具を使って立水栓を一旦解体して再取り付けするんですがワッシャーが擦り減っているので新しいワッシャーを用意します。
新しいワッシャーは古いワッシャーとナットの間にかますんですがパッキン、古いワッシャー、新しいワッシャー、ナットの順番で施工します。
これでグラグラしてた立水栓もビタっと固定が出来ます。そもそもこのタイプの水漏れは蛇口の扱いが荒いから起こるんでただの再取り付けだと数日で再発して『また同じ症状になった』って連絡が入り面倒くさい事になります。
フレキ管は立水栓側から接続してボールバルブ側は後から接続します。
今回の水漏れはフレキナットが供回りで緩んでの水漏れなんで再取り付けで水漏れは止まります。
仮にこれで水漏れする様ならフレキナットパッキンの交換、それでもダメならフレキ管の交換で対応します。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?このシンクには4つの蛇口が取り付けられてたんですがもう1つグラグラ状態の蛇口があります。
本来ならば各給水管に止水バルブが付いてなければいちいち全体止水をしなきゃいけないで設置するべきなんですが…
ただ、この案件は元請けからの案件だったんで提案する事も良かれと触る事も出来ません。
数多くの飲食店を見てて思うのは立水栓よりも取り出し金具で施工した方が後々のメンテナンスがし易い様に思います。
シンクの入れ替えや改装工事の段階でしか出来ない作業もあるんでそんなタイミングで山川設備の名前を思い出して頂ければ幸いです。現場からは以上です。
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