大阪市中央区鎗屋町より【グリストラップから水が逆流している】って依頼が舞い込んできました。
どうやら昨夜詰まって流れなくなったらしく今日の朝一から連絡を頂きました。
昨日までの営業だからもし昨日詰まってなかったら正月休みの間に油脂が固まってエラい事になってたかもなんでプラス思考で考えたらこのタイミングで詰まって良かったのかもしれません。
では、この現場がどんな感じの現場だったのか詳しく解説します。
まずは状況確認から
現場に到着して早速グリストラップの状況を確認します。
既に蓋やバスケットと呼ばれるゴミ籠は外されていたんですがパッと見て『うぅ〜ん、汚水が逆流してんがな』って気が付きました。
油脂が先かペーパーが先かみたいな感じでどちらにしても何処で合流してるんは間違いなさそうなんです。
一応最終桝の位置も確認したんですがビルの1階の店舗ですから排水管を狙い撃てるか微妙でした。
電動フレキシロッダーCREで通管作業
方法としては電動フレキシロッダーCREで通管して排水経路を確認して下流側から高圧洗浄機を使って洗管作業して管内カメラ調査すれば完璧なんでしょうが『とりあえず流れる様になったら良い』って事です。
まずは10mmワイヤーを装着してドロップヘッド大をブレードカッター75に変更しました。
高圧洗浄はしない方向で話が決まったんで出来る限りギリギリを攻めようと思いました。
新兵器異径グリスカッター54
ブレードカッター75を突っ込んでみたんですが途中から入って行かず急遽昨日到着したばっかりの異径グリスカッター54に変更して通管作業をしました。
ブレードカッターと異径グリスカッターの使い分けなんですがカンツールさんによると『異径の方が油脂の塊がエグい時に刃が1枚なんで引っ掛かりにくく異径である程度油脂の塊を除去してからブレードカッターを使った方が良いです』って事なんで試してみました。
ブレードカッター57で仕上げです
詰まりそのものは割と簡単に抜けたんですが抜いた動画が撮れてなかったんでガッカリでした。
とは言え再発も嫌なんで念の為に異径グリスカッター54からブレードカッター57に変更して仕上げをして行きます。
ブレードカッター57を通して行くと何カ所か油脂の塊が崩せたトコがあったんで『異径グリスカッター54の後は必ずブレードカッター57で仕上げせなアカンな…』って思いました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?作業が完了したら水封エルボを取り付けて洗い場シンクで洗い物をしながらの通水テストをして行きます。
この洗剤の泡で流れが悪くなる様ならまだまだ油脂の塊が残っていると考えられるんで管内カメラ調査した方が良いんですが今回は順調に流れてたんで作業は終了です。
ちなみに今回の原因は油脂の塊が排水管を閉塞気味にさせてるトコにトイレに置いてあるペーパータオルを流した人が居ててそれが引っ掛かって完全閉塞になったと予想されます。
トイレにペーパータオルを置かない方が良いです。
普通の人ならハンカチくらいは持ってるでしょうから(苦笑)現場からは以上です。
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