東大阪市御厨南より【賃貸マンション3点ユニット詰まり トイレを流すと床から溢れる?】って依頼が舞い込んできました。
いつもの工務店を営んでるパイセンが昨日の夕方に連絡してきたんですよ。
『急がんから折り返して!』って感じで折り返してみたら…
『また例のマンションで詰まったみたいや!別の部屋やけど症状は同じやわ…』との事でトイレを流すと床の土間排水口から汚物が逆流するそうです。
話を聞いてて『それ急ぎやん?入居者様ウンコ出来ひんやん?』って思いはしましたが別で用事があったんで『今からって言ったらどうやって断ろうかしら』なんて思っていたらこの症状で『明日やったら何時に行ける?』との事で今日の朝一の対応になりました。(入居者様大丈夫か?)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると入居者様が『ウンコを追加したらまずいと思って今日はしてないねん』って聞いてもないのに報告をしてくれました(爆)
皆さんにもお伝えしときますが3点ユニットのトイレを流して床の排水口から汚物が溢れたら絶対使わない様にして業者さんが来るのを待って下さい。
試しにトイレを1度流してみると床の土間排水口からゴポゴポ音がしてトラップの水が動きます。
『どうやらまだ抜けてないなぁ~』って思いながら通常通りの調査をして行きます。
トイレの品番確認
トイレタンクの品番確認をするとTOTO SU544Dって事が確認出来ました。
このマンション、部屋によってトイレタンクがバラバラで陶器じゃないトイレタンクの部屋もあります。
大便器の品番確認をするとTOTO C14RSって事が確認出来ました。
このマンションの大便器はほぼほぼこの大便器なんですがいつもローポンプ作業で圧が掛からず苦労をします。
土間排水口排水トラップ解体
さてさて、いつも大便器からローポンプ作業をしてもうんともすんともなんで土間排水口からローポンプ作業をするんですが今回は志向を変えます。
排水トラップをバラして邪魔になる点検口も解体撤去しちゃいました。
なんで点検口を外したのかと言うとローポンプ作業で小のアタッチメントを使うより大のアタッチメントを使った方が圧が掛かると思いました。
解体した排水トラップなんですがパッキンが劣化で割れている状態でした。
昨日の時点で入居者様が排水トラップ周辺の毛髪等は取り除いてくれてたんでそんなに毛髪等は見当たりません。
土間排水口からローポンプ作業
ここまで準備をして再度トイレを流すと床の土間排水口から水が逆流してきました。
さっ、土間排水口からローポンプ作業を開始です。前に別の部屋で作業した時は小のアタッチメントでチマチマやってたんですが今回は点検口を外しているんで豪快に引く事が出来ちゃいます。(ローポンプは押さない引くの!)
何度か引いたり引いたり押したり、いわゆる引いて引いてポンッのリズムなんですがけたたましい音と共にキュゴーって感じで流れて行きました。
いやぁ~やっぱアタッチメントは大に限るね(笑)
さて、今回の詰まりなんですが素人さんなら毛髪等を疑うんですがトイレを流して逆流してるんだから排水管の詰まりって事が分かります。
んじゃ排水管を詰まらせた物は何じゃらほいっ?って感じで辺りをキョロキョロすると【流せるお掃除シートっぽいペパータオル】がトイレタンクの上に置いてありました。
流せるって書いてあっても流れませんしバッタもんは絶対に流れません!
土間排水口の復旧
何度か水を流す通水テストをしてからトイレットペーパーを流す通水テストに切り換え問題がない事を確認して排水トラップを復旧させます。
排水トラップを復旧させてからもトイレタンクの水が溜まる度にジャンジャン流して何度も通水テストを繰り返します。
点検口を閉じてからもトイレットペーパーを流す通水テストを続けます。
今回の部屋は割とアッサリ片付きました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?昨日の連絡時に隣の部屋が空室かどうか調べといてって言ってたんですが既に酔っぱらってたのかその情報はありません。
結果的に引いて抜けたんで問題はなかったんですが隣とニコイチの配管なんで押すに押せません(苦笑)
今回は再発しません様に!現場からは以上です。