大阪府和泉市福瀬町より【厨房のフライヤーの後ろにある 蛇口から水漏れ 】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【現在使っているのが十文字のものではなく一文字の物】との事です。
余程、特殊な蛇口で無ければ水漏れの程度にもよりますがパッキン交換したり部品交換で水漏れは止めれる可能性があります。
厄介なんはギュウギュウ閉めて粘ってた蛇口の水漏れ、最悪の場合は蛇口の交換するしかありません。
では、今回の現場がどんな感じやったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとすぐに対象の蛇口まで案内してもらいました。
自在水栓のスパウトを上に向けてますが水漏れが酷くボタボタ漏れてました。
この時点で『パッキン交換では止まらんな、スピンドルとコマパッキンを交換して止まればラッキーか…』なんて思いながら止水バルブを探します。
恐らく増設した蛇口なんやろうとは思いますがフレキ管の両サイドを確認しても止水バルブはありません。
『時間も時間やし自在水栓の交換をするか、スピンドルとコマパッキンを交換するか…』の2択を考えました。
って言うのも、到着時は11:29でそろそろお客様がどんどん入ってきてる状態で全体止水をしなきゃ何も出来ません。
レバーを解体撤去して『1分間、全体止水をします!』って言って外に出て水道メーターのバルブを閉めました(苦笑)
スピンドルとコマパッキンを交換
蛇口を交換すりゃ絶対に水漏れは止まりますがスピンドルとコマパッキンを交換して水漏れが止まるかどうかはやってみな分かりません。
本体側まで擦り減ってたらスピンドルとコマパッキンを交換しても水漏れは止まりません。
スピンドルとコマパッキンを交換しました。近くに止水栓があればすぐに通水テストってタイミングなんですが、全体止水をしてるんでトボトボ外に向かいます。
水道メーターのバルブを開栓してメーターをチェックするんですがすぐに使い始めたんか止まりません。
『ちょっと待ってくれたら漏水調査も出来るのに(苦笑)』なんて思いながら厨房に戻ります。
作業後の通水テスト
厨房に戻ってくると若干ポタンポタンと水漏れしてる状態でした。
これは山川設備が蛇口をギュッと閉めず敢えてユルユルに閉めてるからです。
このタイミングでエア抜き&通水テストをして行きます。
レバー操作をしてギュウっと閉めなアカン状態なら自在水栓そのものの交換をしようと思いました。
駄菓子菓子、普通にスーッと水は止まりました(笑)
作業後の確認
全体止水をしてたんで最低限の写真しか撮ってなかったんですが作業後にコマパッキンを確認したら面白い状態だったんで新しいコマパッキンとの比較写真を撮りました。
コマパッキンがこの状態やったんでジャジャ漏れになってたんですがひょっとしたらスピンドル交換は必要なかったかも知れません。
こればかりは試してないからアレですが全体止水をしてたからコマパッキンの交換まで試していたら最悪の場合3回全体止水をせなアカン事になります。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?今回はスピンドル交換とコマパッキンの交換で蛇口の水漏れは止まりました。
レバーの調整をしてギュッと閉めたら柱に当たるセッティングにしといたんで次にポタポタ漏れが始まったらコマパッキンの交換で済む様にしてます。
もし、レバーを調整出来る人が居てたらこのセッティングも意味がありませんが(苦笑)
現場からは以上です。