大阪府大阪市北区天神橋より【①厨房内 蛇口水漏れ ②厨房入って右側のシンクの蛇口(左側)から水漏れ ③厨房入口の手洗い場の排水管から水が漏れてくる】って依頼が舞い込んできました。
同じ店舗から同時に3件の依頼は珍しく滅多にありません。
ただ、この店舗、あちこちに不具合があってしょっちゅう依頼が入ってきます。
山川設備的にはありがたい話なんですが1か月の予算を超えてないんかなぁ~って思ってしまいます。
①②③の全ての作業を解説して行きます。
①厨房内 蛇口水漏れ
到着時にはポタポタ漏れではなく、ツーって感じの水漏れでした。
とりあえずスピンドルとコマパッキンの状態を見る為に解体してみました。
このレバーハンドルにカスタマイズすると蛇口がナンボでも閉めれてしまい、結果的に蛇口の本体ネジを傷めてしまいます。
このタイプの大きさのシンクは下から作業をしようと思っても排水栓が邪魔になります。
それなら排水栓を外しても良いんですが水漏れリスクを考えて今回の現場ではシンクを外して立水栓の交換をします。
シンクの裏側はこんな感じになってるんで裏側からは立水栓はシンクが外せるなら外した方が作業時間が短く済みます。
作業スペースは取りますが、このやり方だと他の水漏れリスクはフレキパッキン、もしくはフレキ管なんでなんとでも出来ますが排水栓で水漏れさせたらなかなか面倒な事になります。
そもそも、飲食店を施工したり改装したりする業者さんは取り出し金具の直管施工を知らんのか、ちょっとでも材料代をケチりたいのか?
兎に角、修理目線では施工されてないんでどうしてもこんな感じの現場が多いですね(苦笑)
シンクを元通りにしてレバーを取り付けたらシンク下の作業です。
フレキ管の接続をして通水テストをします。
②厨房入って右側のシンクの蛇口(左側)から水漏れ
こちらの蛇口はポタポタ漏れでした。
ハンドル周辺を解体して確認するとハンドルとスピンドルはそんなに傷んでる様には見えません。
ハンドルとスピンドルには問題なさそうな場合は本体のネジ部分を確認してコマパッキンの交換を試してみます。
こちらは立水栓ではなく縦型水栓の取り付け金具バージョンの施工です。
これして良いんやったら①も同じにすりゃ良かったです(苦笑)
③厨房入口の手洗い場の排水管から水が漏れてくる
依頼内容排水管から水が漏れてくるなんですが上から順番にチェックして行きます。
水栓からの水漏れはありませんでした。
一応、手洗いの割れもチェックしてます。
通水テストをすると排水トラップからの水漏れでした。
排水トラップを解体撤去して行きます。
排水トラップを施工する前に排水管から通水テストをします。
長いスティック管より長い片ツバ管を加工する方が少し安いんで片ツバ管をカットします。
数百円でも安い方が良いらしいです。ちょっと微妙(苦笑)
まとめ
いかがでしたか?
調査の順番が②からやったら①は立水栓で施工しなかったと思います。
また③の排水トラップの施工は元々と同じ寸法の方が良いと思いましたが『1円でも安く』って感じです。
目先の数百円って大事なんかなぁ~(苦笑)