大阪府大阪市淀川区宮原より【洗い場の水道、シングルレバー内のパイプが経年劣化してる様で水を止める事が出来ない状態です】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【左右しか動かず、温度調整が出来ない】って事です。
更に【閉店時は元栓を閉めて対応しているとの事】らしいです。
この情報を頼りにあれやこれやと妄想しながら現場に急行したんですが『行ってみんと何のこっちゃサッパリ分からん』って思いました。
そんな訳でどんな感じやったんか詳しく解説して行きます。
駐車場が離れた場所だったんで
とりあえず、このチェーン店はシングルレバー混合水栓ならＴＯＴＯ使ってる筈なんで持ってるカートリッジも２種類ポケットに忍ばせました(笑)
カートリッジの交換やったらパイレンも要るかなぁ～って思って持って行きます。
この判断が正解なんか？否か？
店舗に到着すると
【ＬＩＸＩＬの混合水栓？】
案内されて混合水栓を見ると『アレっ？ＴＯＴＯじゃないやん（苦笑）多分、ＬＩＸＩＬの混合水栓ちゃうか？』って思いました。
症状としてはシングルレバーの上げ下げが出来ず、水が止まらないって感じです。
ちなみにシンク下のお湯側止水バルブを閉めてはったんでレバーを左側にしたら止まるって感じです。
カートリッジの分解
【混合水栓のハンドルを分解】
混合水栓にメーカー名も品番シールもなかったんで最悪の場合は混合水栓そのものを交換しようとして、とりあえず分解を始めてました。
【カートリッジの取り出し】
カートリッジを取り出して持って行ってたＴＯＴＯのカートリッジと比べると全く形状が違います。
【カートリッジはＡ-7770-10】
実はカートリッジのカバーを外した時点でレバーは動く様になってたんですがカートリッジの品番からメーカーを調べようとカートリッジも外しました。
混合水栓を元通りに
カートリッジの品番だけ写真に撮って元に戻して行きます。
【カートリッジとカバーを元通り】
バラした逆の順番に取り付けて行くだけで分解よりは簡単です。
元通りにする時はカートリッジやカバーを水洗いしてから作業をすると、より簡単に取り付けて行けます。
【混合水栓分解作業後の写真】
混合水栓を元通りに取り付けて、シンク下の止水バルブを開栓して通水テストをして問題が無ければ作業は終了です。
まとめ
車に戻ってからカートリッジの品番をググって調べると、やはりＬＩＸＩＬの混合水栓でした（苦笑）
このチェーン店ではＴＯＴＯの混合水栓しか付けれない筈やのに誰かが勝手にＬＩＸＩＬの混合水栓に交換したんやと思うんです。
念の為に報告書には記載と報告の連絡はしといたんで交換した人は怒られて下さい(笑)
ちなみに何でこのチェーン店ではＴＯＴＯの混合水栓かって言うと、単純に修理しやすいのと丈夫やからです。