奈良市大安寺町より【駐車場散水栓 水栓が抜けて水が止まらない】って依頼が舞い込んできました。
依頼内容は水栓が抜けたって事だったんですが実際は水道管が抜けて噴水ショーになった現場です。
栗岡式断水器で止水作業をしたんですがその止水作業動画もバッチリ撮りました。
置きコマしてキャップをしたんですが後から散水栓を復旧させるのか別で水栓柱を設置するのかは未定です。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると散水栓が噴水ショーになっててすぐに『これがそうか…』って分かったんですが特に見張り役が居てるでもなく全体止水をしてる訳でもありませんでした。
これ、水が溜まってる底で水道管が抜けてるからこんな感じですが散水栓BOXが無ければ水柱が凄い事になります。
栗岡式断水器で止水作業
全体止水をせずに止水作業をしたんですがそちらは動画でご覧下さい。
止水作業には栗岡式断水器を使いました。油圧式の断水器も常備してるんですが散水栓BOXの中は狭いんで栗岡式を選びました。
栗岡式断水器で止水作業してから灯油ポンプを使って散水栓BOX内の水を抜きました。
とりあえずの止水作業だったんですがよく見るとソケットで抜けてました。ちなみにここに水道管を接続してももうノリは効かずすぐに抜けます。
掘削作業をして水道管を取り出す
散水栓BOX内で水道管を切るにはスペースが狭かったんで周りを掘削して散水栓BOXを取り出します。
ソケットの更に下まで掘って止水コマをソケットの少し奥に移動させます。
ソケットのすぐ下辺りをパイプカッターで切断します。この後の工事をしないつもりなんで最小限で抑えます。
水道管にキャップ
『この切断したソケットに抜けた水道管を繋いだら良いんとちゃうん?』って思う方は是非とも自分でやってみて下さい。絶対に再度抜けますから(笑)
水道管に置きコマを残したままキャップをして止水作業は終了です。水道メーターで止水栓を閉めてキャップをするでも良いんですがノリ付けしてからの30分を待てないんでこの方法で止水しています。
止水コマだけでは抜ける可能性があるんでここまでやるのが基本です。
山川設備の考え
栗岡式断水器で止水作業した直後に元請けの水道メンテナンス会社の担当者様に連絡をして①と②のどちらかに水栓柱を新設する案を提案したんですが…
散水栓BOXを復旧させても水道ホースを繋いでコジるから言ったんですが上手く伝わりませんでした。
掘削した土砂を土嚢袋に入れ駐車場にあったカラーコーンを置いて撤収する事にしました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ルートを記載した編集写真を送ってやっと伝わったんですが時すでに遅しで自分は立ち去った後でした。
どちらにしても散水栓BOXの中を掘削する必要があったんで後から簡易でもアスファルト舗装をせなあきません。
しょっちゅう通る店舗なんで誰がどんな感じで復旧させるのか楽しみにしています。現場からは以上です。
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