ドリンクバーの飲み残しを捨てると、SAの床が水浸しになるとの事
生駒市小明町より【ドリンクバー/多分ドリンクバーからSA内、水漏れしてると思われます◆ドリンクバーの飲み残しを捨てると、サービスエリアの床が水浸しになるとの事。】って依頼が舞い込んできました。
ドリンクバーの排水詰まりって大抵の場合はバクテリアの塊で詰まっています。
ただ、今回この現場ではそれだけではなかったんです。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着してドリンクバーの下を確認すると排水蛇腹ホースが撓んでる様に見えました。
これだと完全に逆勾配のトラップ状態ですからダブルトラップ状態になってます。
SA内もあっちゃこっちゃ溢れてくるって事だったんで排水管の行き先を見て排水経路を想像して行きます。
SA内の入り口にある排水管の立ち上がり部分かドリンクバーから漏れた水がこちら側に来てるのか水浸しになるとの事でした。
SA内の奥に掃除点検口があったんで蓋を開けて確認して更に排水経路を煮詰めて行きます。
このシンクを使うとSA内の入口付近から水漏れするとの事だったんでこちらも確認して行きます。
排水管の立ち上がり部分にチーズがあるんですが枝管は養生テープを貼ってるだけでした。
そら、水漏れするやろ…
SA内のシンクからスタート
こんな物をそのままにしてるとこっちが瑕疵で叩かれるんで徹底的に直す事にしました。
まずはチーズをぶった切ってみると枝管はほぼほぼ閉塞してました。
排水管の奥を覗き込んでみると棒状の異物が見えました。
フレックスシャフトと管内カメラ
ここでその棒状の異物を除去するのにフレックスシャフトK9-102と管内カメラを用意しました。
ここで管内カメラで確認しながらチェーンノッカーに引っ掛けて異物を取り出しました。
出てきた異物はスプーンでした。これピックアップフレキシブルを使ってもツルツル滑るんでなかなか難しいんです。
自分はチェーンノッカーを通過させて回転させながら持ち上げる方法を採用しています。
排水管の中には油脂の塊がドッサリまだ残ってるんでこれも綺麗にしたいと思います。
途中で緑色の布巾も取り出す事が出来ました。
これを取り出してからは流れが格段に良くなりました。
これでシンクからメイン管本線までの排水管は綺麗に出来ました。
排水管を持ち出しソケットで立ち上げても良かったんですが…
排水蛇腹ホースの交換をして防臭キャップを新設しときました。
入口付近の通管作業
この排水管はコーキング処理が残っていたんでちょっとだけ排水管を切りました。
ここも同じ様にフレックスシャフトK9-102で通管作業と管内カメラで確認をしました。
作業が終わってから排水管にキャップをしときました。
ドリンクバー下の通管作業
排水蛇腹ホースを外して排水管を覗き込んでみるとまだまだここは抜けていません。
そう、ドリンクバーが最上流でSA内のシンクはその下流って事になります。
まずは下流側の排水管を綺麗にしとかないといつまで経っても上手く行きません。
営業中にこんな感じで作業をするんで店員さんはお客様からのクレームに対応しなくちゃいけません。
それが嫌なら営業中に業者を呼んではいけません。
通管作業してる排水管の上流側にもう1本立ち上がっててコーヒーメーカーのドレン配管が突っ込んでたんですが抜いて通水テストをしながら通管作業をしました。
排水蛇腹ホースをかなりカットしてここも防臭キャップを新設しました。
これで排水蛇腹ホースの勾配問題も上手く片付ける事が出来ました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
猫も杓子も高圧洗浄が最強と勘違いしてますが現場によっては高圧洗浄も出来ません。
いや、それよりも早く綺麗に片付けれる方法があるって感じでしょうか…
上流側から高圧洗浄ってパフォーマンスか無知のやる仕事やで。
現場からは以上です。