大阪府門真市新橋町より【客席の手洗器が一箇所詰まっている】って依頼が舞い込んできました。
このチェーン店の客席の手洗器って大きく分けて4種類のパターンがあります。
床排水のパターン、壁排水のパターンで2種類、25と32の2種類って感じです。
今回の様な場合の依頼内容だと排水トラップを解体清掃すれば良いんですが実はそうでもない時もあります。
埋設配管で洗い場シンクの排水管と繋がってるなら敵は排水トラップじゃなくて油脂の塊になってしまいます。
ちなみに同じチェーン店でも設備が全く違う場合が多いのがこのチェーン店。
特にこの店舗は排水つまりだと厄介なパターンが多いんです(苦笑)
では、どんな感じやったんか解説したいと思います。
まずは状況確認から
自動水栓にプッシュ式の洗剤があるパターンの手洗器でした。
自動水栓の手洗器は止水が出来るか否かが作業時間を大きく左右します。
幸い止水し易いパターンだったんでほっと一安心って感じです。
実は到着した時点で止水栓は閉められてたんで止水栓をコントロールして手洗器に水を流してみました。
何で止水栓が閉められてたかと言うとオーバーフローの仕組みが無い為、お客様が使ってしまって溢れさせない様にする為です。
もしこの様な手洗器が詰まってしまったら、まずは止水栓を閉めて貼り紙をして業者をお待ち下さい。
排水トラップを解体
まずは排水トラップの下にバケツを用意して排水トラップを解体します。
この時、U管からチェックして行きます。U管の中を清掃したら一旦元に戻して通水テストをして行きます。
それでも詰まっている場合は再度排水トラップを解体します。
今回の現場では壁排水なんでキセル管をチェックします。
この写真を見れば防臭キャップ付近まで閉塞してるんが確認出来ます。
写真を撮り忘れていますが壁の中の排水管も詰まってました。
ドレンクリーナーで通管作業
8mmのワイヤーを壁の中の排水管に通して行きます。
この壁排水は通水テストをして行くのにコツが要ります。
床排水なら溢れさせない様に目視で確認しながらの作業が容易なんですが壁排水だとちょっとの水でも逆流しちゃうんで難しいです。
通水テスト
排水管からの通水テストは勿論、手洗器側からも通水テストをして行くんですが、手洗器側で自動水栓を全開にすると周りをボトボトにしちゃうんでホースを排水口に突っ込んでやります。
通水テストで問題が無ければ排水トラップを元に戻して水漏れ確認をします。
排水トラップを解体して元に戻したら水漏れの可能性があるんでしっかりと確認します。
まとめ
元に戻した時点で水漏れしたらパッキンの交換や排水トラップの交換になります。
年数が経っていればいる程、そのリスクは高くなります。
また詰まった時点でパイプクリーナーなんかを入れたタイミングでクラックが入り水漏れする事もありますから排水トラップも定期的に交換したら良いかも知れません。