厨房排水配管詰まっている 下水詰りでフロアの方まで異臭が凄い
松原市丹南より【厨房排水配管詰まっている】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【1週間前キッチンの下水詰まりで来てもらいましたが、おそらく下で繋がっているフロアの下水管が詰まっています。客席にも不快な臭いが充満するおそれがあるので大至急おねがいします。◆下水詰りでフロアの方まで異臭が凄い。】との事です。
ちなみに【前回は、別業者にて電動トーラー除去・排水ホース交換しています】って事だったんで到着前は全体的に詰まってると考えてました。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到達するとパントリーの調理台を退けたら水浸しになっていました。
排水管から逆流してきててビニール手袋で栓をしてはりました。
排水桝を確認
ここで一旦外に出て手当たり次第に排水桝を確認して行きます。
どの排水桝も油脂の塊が確認出来たんでどの経路が詰まってるのかを確認する必要がありました。
カンツールタブレットでの配管経路の確認でどの経路から流れてくるのかを確認しました。
排水管の高圧洗浄
他業者さんがワイヤー入れて再発してるって事はメインが閉塞してると考え低騒音ハイパワー高圧洗浄機でメイン管の洗管作業をする事にしました。
なるべく最小の作業で結果を出す為に3分の洗管ホースを準備しました。
先に排水桝の洗浄清掃をして前方1穴後方6穴ノズルを準備しました。
3分の洗管ホースはこの現場がデビューのシンショー製の洗管ホースです。
ちなみになんですがこの洗管ホース、かなり滑りが良くスルスル入って行きます。
後から分かった事ですが排水管のズレも簡単に越えて油脂の塊がある箇所に入って行ってくれました。
下流側の詰まり
ジャンジャン流れる様になったら下流側の流れも悪い事に気付き排水桝を開けるとここの油脂の塊はエグい事になってました。
こちらもランサーノズルを使ってまずは排水桝の洗浄清掃をしました。
グリストラップの上流側を開けるとここもパンパかちんになってました。
グリストラップの汚泥引き抜きをしてる暇はありませんからここもランサーノズルを使って攪拌して1層目の流れを確保しました。
電動フレキシロッダーCRE
メイン管の油脂の塊は搔き出せたのにまだ詰まっていたので電動フレキシロッダーCREでの通管作業をする事にしました。
10mmワイヤーにグリスカッター37で50の配管を通管作業してるとビニール袋が取り出せました。
これを取り出してもまだ詰まっていたんでこれの繰り返しで通管作業をしました。
通管直後の通水テストで排水経路を確認したらビンゴでした。
フレックスシャフト
ここからはフレックスシャフトK9-102で通管作業をする事にしました。
管壁に付着する油脂の塊を除去して行きます。
通水テストをしながら管内カメラ調査をしてフレックスシャフトK9-102で管壁に付着する油脂の塊を除去するんですが50の配管はすぐに75の配管に切り替わっていました。
この排水管は使ってない排水管なんでGが入って来れない様にガムテープで塞がれました。
ぶっちゃけこの方法だとあんまり意味がありませんが…
メイン管の仕上げ
ラストに75の配管をするべく再度外からの洗管作業をしました。
外からだとこの部分から管内カメラ調査が出来ない段差があり上流側からの管内カメラ調査を頼りに排水管清掃をしました。
これで今回の作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
作業をしてた排水桝とグリストラップの間の排水桝も逆勾配になってて油脂の塊が付着しやすくなっていました。
とりあえず元請け様にグリストラップの汚泥引き抜きをする様に報告をして作業は終了です。
現場からは以上です。