大阪市鶴見区鶴見より【厨房排水配管 詰まっている】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【厨房排水配管【本日対応希望】キッチン洗い場/左側シンクの排水管詰まって流れません。大至急修理お願い致します。床下のつまりと思われます ◆左右ある内の左側シンクの床下 水の逆流見られます】との事です。
アイドルタイム(14:00~16:00)を待たずに緊急対応しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して話を聞くと依頼内容通り左側のシンクを流すと排水蛇腹ホースと排水管の接続部分から水が逆流してくるとの事で実際に試してみるとその通りになりました。
とりあえず目の前にある排水桝の確認をしてみました。ぶっちゃけここが詰まってるなら右側のシンクも食洗機も詰まってるハズなんで詰まってる訳はないんですが(苦笑)
右側のシンクは使えて左側のシンクは逆流してるって事なんでHTの排水管も左側に狙いを定めます。ちなみに右側はジャンジャン流れていました。
電動フレキシロッダーFREで通管作業
距離が距離なんと排水管の径を見て電動フレキシロッダーFREで通管作業する事にしました。
2Fの店舗さんなんで重たいのは嫌なんで電動フレキシロッダーCREは避けました。また、10mmワイヤーも10m以内(8.6m)を用意しました。
排水経路は分かっていませんが『恐らくココやろ?』って思いながらドロップヘッド大を装着した10mmワイヤーを通して行きました。
駄菓子菓子、油脂の塊がエグくて崩せるんだけど抜けないって現象に陥ります。
シンク下からの通管作業
排水桝からの通管作業でドバっと作戦だったんですが上手く行かなかったんで仕方なくシンク下からの通管作業に切り替えます。
排水蛇腹ホースを抜いて排水管の立ち上がりから直接通管作業をして行きます。
とりあえず思ってた通りの排水管にドロップヘッド大が到着しました。
排水蛇腹ホースを復旧させて通水テストしながら排水桝より再度通管作業をする事にしました。
グリスカッター37に変更して通管作業
出てくる油脂の塊が半端なかったんでドロップヘッド大をグリスカッター37に変更して再度通管作業をする事にしました。
排水桝からの通管作業では更に奥にある排水管の方に入って行きますからホースを繋いで直接通水テストをしながらの通管作業に切り替えます。
排水管の立ち上がりから直接通管作業をしてグリスカッター37を排水桝まで到達させました。
3往復さてたんですが油脂の塊がゴロゴロ出てきて『グリスカッター37を通しても1往復じゃ完璧にならんねやなぁ~』って感じでした。
こんなポジショニングで排水管と排水桝から行ったり来たりを繰り返してたんですが結果だけ見れば『最初からシンク下の排水管からグリスカッター37を通してたら良かったんじゃね?』って思う人も居てるでしょうがある意味正解である意味不正解です(どやさっ!)
排水蛇腹ホースを復旧してから通水テスト(水量全開)をして問題がない事を確認して排水桝を元通りにします。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?作業に目処が立ったタイミングで『時間が許すなら右側のシンクの方もやりますがどうされますか?』って店長さんに聞くと『洗い物が溜まってきたんでそれで良いです。』との事でした。
左側が詰まったんだから右側も言ってる間に詰まるんだからこの機会にやっときゃ良いんですが確かに洗い物が溜まってきてるんも薄々気付いてたんで聞いてみました(苦笑)
それを聞いてちゃっちゃと片付けて作業は終了です。現場からは以上です。