1階 男子トイレ・多目的トイレ詰まりの為調査及び修理対応求む
大阪市西成区南津守より【1階 男子トイレ・多目的トイレ詰まりの為調査及び修理対応をお願い致します】って依頼が舞い込んできました。
数日前に同業他社様が同じ依頼内容で対応され一旦はつまりは解消したそうなんですが再発したとの事です。
詰まりを抜いてから念の為に管内カメラ調査もしてほしいって事で対応してきました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着してまずは多目的トイレに案内されたんですが溢れたのか周りに新聞紙が敷かれていました。
ラバーカップの様なローポンプの様な物がありましたが解消出来なかったそうです。
トイレタンクの品番を確認するとTOTO SH60BAでした。
便器の品番はTOTO CS60BPで床排水ではなく壁排水でした。
便器は溢れそうになってるんですがアキレスホースにラバーカップやローポンプは厳しいと思います。
男子トイレ状況確認
次に男子トイレの状況確認に行きました。
特に鍵を閉めるでもなく便座に使用禁止の貼り紙が貼ってありました。
こちらもTOTO SH60BAでした。
便器はCS60Bで床排水でした。側に掃除点検口がありました。
水を流すとやはり溢れそうになります。
外の排水マスを確認
外の排水マスも確認すると水が溜まってる排水マスがあり、かなり怪しいんですが大きな施設でハッキリとコレって確証がありません。
ここがハッキリすれば高圧洗浄機で洗管作業をすれば良いんですが…
グリストラップの確認
数日前に来た同業他社様も『グリストラップの水位も上がってた』って言ってたそうなんで念の為に確認するとガッチリ詰まってました。
ちなみに店舗の人は全員この事実を気付いてませんでした。
グリストラップの下流側に点検口があったんで配管を確認しようとしましたがメイン管までは見えませんでした。
電動フレキシロッダーCREで通管作業
同業他社様はトイレの掃除点検口からドレンクリーナーで詰まり抜きして再発させてるんで自分はグリストラップ側から通管作業する事にしました。
電動フレキシロッダーCREに10mmワイヤーで異径グリスカッター54を先発に起用して通管作業をしたんですが20m突っ込んでも抜けません。
ブレードカッター57で逆回転させてやっと狙いの異物を捕らえて通管作業出来ました。
この辺りの実際の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
【グリストラップのつまり抜きに四苦八苦する電動ドレンクリーナー】←YouTube
管内カメラ調査
抜けた時点でグリストラップから管内カメラ調査をして行きます。
若干の逆勾配があったりトイレットペーパーが残ってる箇所の写真を撮ります。
ここからの管内カメラ調査の様子は動画をご覧下さい。
【【管内カメラ調査】グリストラップ側からの通管作業直後に状況確認❣️】←YouTube
トイレからのカメラ調査
グリストラップからの管内カメラ調査では曲がりが多くて排水マスまで行かなかったんで男子トイレの掃除点検口からもカメラ調査をして行きます。
モニター画面も撮影してたんですが分かりづらいですね。
店舗の排水管を覗いているんで女子トイレも使われてるから次から次へと汚物が流れてきて見にくい状況ではあります。
掃除点検口から往路のカメラ調査
グリストラップの通水テスト
最後にグリストラップの通水テストをして行きます。仕切り板が1枚紛失してるんで本来のグリストラップの機能は果たせていません。
とりあえず通水テストをして流れを確認してから水封エルボを設置して更に通水テストをしました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?トイレと外とグリストラップ前を行ったり来たりしまくりましたが問題がなかったんで作業は終了です。
フレックスシャフトで『見えてる排水管内の油脂の塊を除去しとこうかなぁ~』とも思いましたが追加の作業になるんで一旦様子見になりました。
どちらにしてもトンボ配管で女子トイレを流すと男子トイレの掃除点検口の方に逆流するんでそのうち再発するとは思います。
現場からは以上です。
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