2F男子トイレ左側 頻繁に詰まり水が溢れる 管内カメラ調査希望
姫路市北条宮の町より【2F男子トイレ左側 頻繁に詰まり水が溢れる 管内カメラ調査希望】って依頼が舞い込んできました。
姫路なんてもう何年も行ってないと思うんですけどノリとは言え請けちゃったもんはやり切らなくてはいけません。
トイレが頻繫に詰まるには何かしらの原因がある筈なんでそれを調査して行きます。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到達すると店員さんは承知してないしトイレも閉鎖されておらず使ってる状態でした。
トイレを流してみると普通に流れてます。
トイレットペーパーを流す通水テストをしても異常がありません。
トイレ内には点検口と掃除点検口がありました。
点検口を開けてみるとキャップをしてる配管がありました。
対象のトイレの配管やメイン管の繋ぎ込みを確認して行きます。
ここで元請けの水道メンテナンス会社の担当者様に問題ない事を伝えると『便器外してカメラ調査してくれ』との事でした。
便器を外してみる
止水栓を閉めてウォシュレットを外してトイレタンクの蓋を外すと何故か財布を発見しました。
ここで手を止めたくないんで一旦スルーします。
こんな感じで先にトイレタンクを外します。
次に便器を外して行きます。
管内カメラ調査
ここでM40を準備して行きます。
店舗様なんでなるべくトイレ内で作業をせなアカンのでめっさ狭いです。
ここから汚水管の管内カメラ調査をして行きます。
まずは立ち上がりに付着してる汚れから撮影して行きます。
ここでメイン管に到達しました。
この2枚はメイン管の合流から上流側に入った写真でトイレットペーパーが沈殿してるのは恐らく掃除点検口の方に逆流してるんやと思います。
便器の確認
本来ならば管内カメラ調査よりも先に便器の確認なんだが今回は管内カメラ調査がメインだったんで後回しにしてました。
この便器の出口側からギッチギチのタオルを3回通して特に何も出て来ずでした。
トイレの品番確認
トイレタンクの品番確認をして部品の品番を拾い出します。
今回のトイレタンクはSH50BAでした。
便器の品番はCS50Bでした。
ダイヤフラム部と排水弁パッキンの交換
管内カメラ調査しても、便器の中にも異常がなかったんで『トイレタンクの水が溜まるのが遅くてドンドン客が使ってるのでは?』って考えてダイヤフラム部と排水弁パッキンの交換を元請けの水道メンテナンス会社の担当者様に提案して排水弁の確認をすると…
パッキンを外すと排水弁にカスが付着する状態だったんで便チョロが起こってた可能性は大。
って事はダイヤフラム部もアウトなんだろうから『交換しときましょう』って話になる。
この排水弁は常備してる物と品番が違っててパッキンは共通だったんでパッキンのみ交換しました。
次にダイヤフラム部を外します。
交換するダイヤフラム部はこちらになります。
まずはダイヤフラム部のツメを合わせて置きます。
プレートとネジで固定して浮き球を取り付けます。
後は内蓋をキッチリ閉めて蓋を閉めます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
これで一旦様子見してもらうんですがこれでトイレ詰まりが収まればダイヤフラム部と排水弁パッキンの交換が正解って事やと思います。
逆にこれでダメならトイレ交換の話になりそうですね。
現場からは以上です。