トイレの2つ目と3つ目の汚水桝の間の配管辺りで詰まりが発生!
京都市右京区より【トイレの2つ目と3つ目の汚水桝の間の配管辺りで詰まり】って依頼が舞い込んできました。
後から聞いた話では開店してから2年弱で4回詰まってるそうです。
大阪の業者さんの山川設備に連絡が来たって事は今までの業者さんは全て敬遠したんやと思います。
抜き方は分かりましたが恐らく山川設備も今後はのらりくらりとやんわりお断りすると思います。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して言われるがままに2つ目の排水桝を確認するとタプンタプンの状態でした。
次に3つ目って言ってる排水桝を確認すると汚物の量が減ります。
2つ目と3つ目を結んだ真ん中当たりの駐車場の真ん中にある排水桝を確認するとここもタプンタプンの状態でした。
これで『思ってはる排水経路じゃないな』なんて思いながら開けれる排水桝は全て確認して行きます。
管内カメラ調査
角の植え込みにある排水桝は生きてたんで(詰まってない)ここから管内カメラ調査をしました。
駄菓子菓子、最終桝っぽいけどこれは雨水の最終桝でした。
調査を重ねた結果2つ目と3つ目の間に排水桝があると思いパレットを退けてもらうとビンゴでした。
これでほぼほぼ排水経路は把握出来たんですが植え込みにある排水桝が最終桝なら蓋に公共のマークがある筈なんですがありません。
他にも隠れ桝の存在がある可能性があるんで図面を出してもらおうとするんですが見当たらないそうです。
高圧洗浄機を使った洗管作業
ここでロッド式排水管清掃機で通管作業をしようと思ったんですが上手く行かず仕方なしに低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を準備して行きます。
駐車場を跨ぐんで営業を一時止めてくれたら良いんですがそんな訳にも行かないんで植え込み近くに車を移動させて水道ホースは踏まれるパターンです。
流石に高圧ホースは踏まれたくないし誰かが誘導協力してくれる様な雰囲気もありませんでした。
ロッド式排水管清掃機でインバートの向きは把握出来てたんで2分の洗管ホースにホース屋本店さんから提供受けた後方6穴ノズルで洗管作業する事にしました。
前の業者さんがココからアプローチしてたって言う人が居てたんでやったんですが何とか詰まりはドッカ~んと抜けました。
2つ上流側の排水桝に当たる2つ目と3つ目の合流桝なんですが最終が抜けた後も右側は抜けませんでした。
水道ホースと掴み棒を使ってほぐしていくとドッカ~んと抜けました。
管内カメラでの撮影
管内カメラを出してたんで頻発する原因を知る為に最終からも下流側を管内カメラ調査しました。
途中から陶管が出てきたんでゾワッとしました。
ブレードカッターなんか入れてたらヤバかったかもしれません。
排水管のズレの様な箇所もありました。
管内カメラの写真
管内カメラを使ってピンポイントで管底の異物を除去する事も出来ますが『駐車場は早く空けてほしい』って言われてたのと詰まりは抜けてるんで確認だけして作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
山川設備がハマってないのか序盤から嫌な態度を取られてたんで詰まりだけ抜いてちゃっちゃと片付けをして撤収しました。
協力的ならやってましたがこんな感じだから今までの業者さんも来てくれないんやと思います。
最近、高圧洗浄機を使った洗管作業をする時にこれを使っています。
現場からは以上です。