小野市黒川町より【バックヤード排水溝 雨が降ると詰まる】って依頼が舞い込んできました。
大阪から小野市ってまあまあの距離があって移動が大変なんで何処の業者さんも行きたがりません。
恐らくなんですが小野市の近くにも山川設備程の装備を備えてる業者さんが居ないんやと思います。
排水経路がハッキリしなかったんでブレードカッター75で通管作業しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着する頃には雨も上がってたんですが時間帯責任者様に聞くとこの排水溝が溢れるとの事です。
この時点では下流側から高圧洗浄機を使った洗管作業で詰まり抜きすれば良いと思いとりあえず近くにある排水桝を確認して行きました。
駄菓子菓子、どれもこれも油脂の塊が酷く全てをやってたら時間が足りないんで依頼内容の排水溝のみやっつける事にしました。
排水溝の掃除
排水溝から排水パイプが見えなかったんで出せる油脂の塊は出してみました。
それでも排水管が見えなかったんでヘラで壁面の油脂の塊を除去しながら排水パイプを探して行きました。
油脂の塊を削って網で掬って掃除をして行くんですがこんな事自分達でやればタダで清掃出来ます。
これを業者さんがやると当然費用が発生するんで高く付きます。
ここまで掃除をして排水パイプを発見したんですがPPバンドまで排水パイプに入り込んでました。
排水パイプを発見した時点でこれだけの量のゴミが出てきました。
電動フレキシロッダーCREで通管作業
排水パイプを発見出来たんですが出口が分からないんで電動フレキシロッダーCREで通管作業する事にしました。
ワイヤーを突っ込んでみて何処に出てくるんか確かめたいと思います。
先発に起用したのは異径グリスカッター54です。ブレードカッターは4枚歯なんでこれだけの油脂の塊で閉塞してるトコを崩すにはワイヤーに負担が掛かり過ぎます。
その点異径グリスカッター54だと弾いてくれるんで一旦これでザックリ砕いて行きます。
グリストラップに到達する可能性も否定出来なかったんで開けてみると見事にパンパかちんになっていました。
この事を時間帯責任者様に報告すると『夜勤にやらす』って事だったんで『頼むからグリストラップに到達すんな!』って思いながらワイヤーを進めました。
更衣室の向こう側で異径グリスカッター54の音が聞こえたんで見に行くと大きい排水溝があって到達してるのが確認出来ました。
これでパンパかちんのグリストラップを触る事無く依頼内容の排水溝のみの通管作業が出来る事が判明しました。
ブレードカッター75での通管作業
ワイヤーを戻してきて異径グリスカッター54をブレードカッター75に変更します。
ブレードカッター75の通管作業は通水テストしながらの通管作業となります。
排水管の壁面に付着してる油脂の塊を除去して行きます。
ホースから水をジャンジャン流してブレードカッター75を暴れさせ油脂の塊を砕いて行き次の大きい排水溝までを通管作業しました。
最後にデカいバケツに水を溜めて一気に流すと気持ち良く流れて行きました。
取り出したゴミ類は土嚢袋に入れて周りの掃除をして作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?事のあらすじや顛末を元請けの水道メンテナンス会社の担当者様に事細かく報告をしときました。
グリストラップとその下流側も詰まってるんですが時間帯責任者様が夜勤にやらすって言ってたんですが帰りの道中で元請けの水道メンテナンス会社の担当者様から連絡が入り『やっぱ高圧洗浄しといた方が良いですかね?』って言ってきたから『次があるんで』とやんわりと断りました。
かと言って翌日この距離を走るんも嫌だなぁ~(苦笑)現場からは以上です。
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