大阪市北区梅田より【パントリー手洗い器配管が腐食し漏水しております】って依頼が舞い込んできました。
水道メンテナンス会社様経由の案件なんですが『Pタイプの排水トラップなんで、もし壁開口の必要があれば一旦連絡下さい。その場で交換出来そうだったら交換しちゃって下さい』との事です。
P排水(壁排水)の場合、鉛管や鉄管だと少々ややこしい工事が必要なんでこんな指示がある訳で…(苦笑)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは水漏れの状況確認から
何度も伺ってるお店なんですが地下3Fの駐車場からすんなりと行けた事がありません(苦笑)
単にワテが方向音痴なんかも知れませんが梅田の地下街は苦手です(号泣)
現場に到着すると皆さん事情が分かってるらしくすぐに手洗い器を案内してもらいました。
手洗い器の下を開ける前から床は水浸しってパターンなんですが下の扉を開けて『うわっ!きったねぇ~!』って言っちゃいました(苦笑)
元請けの水道メンテナンス会社様から写真も送って来られてたんですがワン座をズラした写真は無く、パイプ径も分からない写真だったんで最低限の工具しか持って行ってませんでした。
排水トラップの状況確認
キセル管の腐食はすぐに確認出来たんですがU管と片ツバ管もかなり傷んでいます。
パイプ径も25ってすぐに分かったんですが後は排水管の確認をせなあきません。
ポロッ…
排水管の確認をしようと排水トラップをちょっと触ったらポロッと排水トラップが折れちゃいました(苦笑)
『よし、排水トラップ丸ごと交換行ってみよぉ~♪』なんて思いながら片ツバナットを解体撤去しようと思うんですが供回りして解体出来ません。
アンギラを十文字に突っ込んで解体しようと思ったら見事に十文字が折れました(グハッ)
排水トラップの解体撤去(ナットブレーカー)
んな訳で車に戻って排水トラップ一式とパイプカッターやナットブレーカーを取りに行きました。
このナットブレーカー、某水道屋さんの動画を観て感動して衝動買いした物です(苦笑)
まっ、使ってみて分かったんですがマルチソーで切った方がよっぽど早いです(号泣)
滅多に排水栓までは交換しませんが今回は解体時に十文字まで折れたんで交換します。
しっかしきったない手洗い器の裏側…ゴミ屋敷と変わらんわ(大汗)
せっかく珍しく排水栓まで交換するんで取り付けに関わるトコだけ綺麗に清掃しました。
排水トラップの加工施工
まずは横穴排水栓にシールテープを巻きます。5周くらい巻くんですが幅はこのくらい。
ナットを締めた時に見えるか見えへんかのライン♪(ワテは隠すタイプ)
あんまり締め込み過ぎると古い手洗い器は割れるからね♡
ねっ?シールテープ見えないでしょ?(自画自賛)
まずはキセル管のカットをして行きます。これは排水管の奥の曲がりを目視で確認して長さを決めます。(長すぎると詰まるよ♡)
キセル管を決めたらU管を仮付けして片ツバ管の寸法出しをして行きます。
キセル管も片ツバ管も300mmしか常備してないんでほぼほぼパイプカッターの出番が来ます。
通水テストをして水漏れ確認
排水トラップの加工施工が終わったら取り付けて通水テストをして行きます。
排水栓のナット部分、排水パイプのナット部分、キセル管の根元部分の水漏れ確認をします。
この汚い手洗い器には似合わないピカピカの排水トラップが出来上がりました(笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ワテが到着した時にはお客様が居なかったんで店員さんはペチャクチャ喋ってはったんですが『そんな暇があるなら掃除を徹底的にしとけ!』って感じです。
世間はコロナ一色やっちゅうのに全く意識が足りてません(何様?)
こんなけ汚くて害虫とか混入しないのかなぁ~?現場からは以上です。