店舗の焼肉屋の厨房シンクが少し詰まり気味だと連絡がありました
豊中市上新田より【店舗の焼肉屋の厨房シンクが少し詰まり気味だと連絡がありました】って依頼が舞い込んできました。
最近、焼肉屋さんの詰まりを直しに行くのが流行っていますが状況によって作業方法は変わっていきます。
今回も時間ギリギリまでは店内からの作業をして営業が始まったタイミングからは外からの作業です。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から

【到着時の状況 排水桝詰まり】
現場に到着するまではグリストラップから下流側の排水詰まりって聞いてたんですが、現場に到着するとただの排水桝でした。
どうやらここが溢れて床が水浸しになったそうです。

【水を流すと水位が上がる】
水を流してみると排水桝の水位が上がってきて水封エルボを外してみるとゆっくりと流れるって感じです。
この症状になったら詰まりは確定なんでまだ流れてるからと悠長な事を言ってないで業者さんを呼んで排水管清掃をしてもらって下さい。
ここで粘るからどうにもこうにもになって作業料金が跳ね上がるんです。
フレックスシャフトK9-204

【フレックスシャフトK9-204】
フレックスシャフトK9-204を準備してる間に水位は下がっていく状況です。
これが全く水位が下がらない様なら電動フレキシロッダーCREを先発に使います。

【まだ水位は上がる】
作業をし始めてちょっとずつ水を流しながら通管作業をするんですが水位はドンドコ上がって行きます。
水は出したり止めたりを調整しながら溢れさせない様にします。
管内カメラ調査

【管内カメラ調査 M40】
詰まりが抜けた瞬間からあちこちから水を流して行きます。
フレックスシャフトのケーブルは詰まりが抜けた箇所にステイさせてひたすら水を流して排水管の水を綺麗な水に入れ替えます。

【管内カメラ調査 】
まずは入口付近で0m設定をしてドンドコ排水管の中を確認します。

【油脂の塊がドッサリ】

【油脂の塊がドッサリ】
油脂の塊がドッサリ排水管の上部に付着してるのが確認出来ます。
詰まりが抜けたからと言ってこのままにしてたら再発必至なんですよね。

【油脂の塊付着してないエリア】
フラットエリアの油脂の塊は取れたのかそもそも付着してなかったのか残っていませんでした。

【チェーンノッカーを発見】
チェーンノッカーを発見出来たんでここからはチェーンノッカーと管内カメラを同時に進ませて行きます。

【ラスボス発見】
閉塞箇所に崩した油脂の塊が引っ掛かってる箇所も確認出来ました。
これをチェーンノッカーで崩しながら下流側に流し込んで行きます。
仕上がりを確認

【油脂の塊を完全除去】

【綺麗になりました】
油脂の塊をほぼほぼ除去してカメラのレンズを拭いて再度管内カメラ調査をして仕上がりを確認しました。

【排水桝に到達】
分かりにくいでしょうがこれで店外の排水桝まで確認出来ました。
排水桝の確認

【店外の排水桝までカメラが到達】
作業をするまでは排水経路が分からなかったんですが、あちこちの排水桝を開けて出口を確認する事が出来ました。
排水桝にはまだラスボスの油脂の塊が引っ掛かっていました。

【店外の排水桝】
このタイミングで間もなく営業時間になるんで店内からの作業は終了です。
排水管の高圧洗浄

【低騒音ハイパワー高圧洗浄機を準備】
本来ならばここまでで十分やと思いますが元請け様の指示で外の排水桝から高圧洗浄をする事になりました。
逆勾配で水が溜まってて油脂の塊が確認出来なかったトコを高圧洗浄で念押しします。

【アサダ製後方6穴ノズル】
3分の洗管ホースにアサダ製後方6穴ノズルで一気に残りの汚れを落として行きました。

【洗管作業中】
15mを洗管作業して排水管が撓んでる箇所に溜まってる汚い水も全て除去しました。

【作業後の写真】
ざっくり排水桝の洗浄清掃もしときました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
本来ならば店舗側の責任範囲やと思うんですが今回は家主様の責任で元請け様が動かれました。
それもこれも入居前にちゃんと排水管清掃してれば良かったのにそこをあやふやにするから要らん費用が発生しました。
次回からは店舗側の責任となります。
現場からは以上です。