東大阪市新町のうどん屋三豊さんより【うどん茹で器の排水詰まり 流れが悪くて水が抜けるのに時間が掛かる】って依頼が舞い込んできました。
前にもそんな事があって排水バルブを交換してもらってから詰まり抜きしたんですがまだ流れが悪いとの事です。
コロナの影響で15時までの営業時間になってるんでそれ以降の時間に対応する事になりました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると既に面茹で器の水が抜かれてあっていつでも作業が出来る様になっていました。
水は抜けてあるんですが一旦注水してみて流れを確認してみます。排水口そのものが細いんでそもそもがバンバン流れる訳じゃないんですが、やはり流れが悪くてすぐに水が溜まり水位が上がってくる状態でした。
いくら毎日の様に昼ご飯に通ってるとは言え面茹で器の排水設備がどうなってたか覚えていないので目視で確認します。
排水バルブまでは鋼管で排水バルブ以降はフレキ管を延ばして床にある排水口に突っ込んでありました。
電動フレキシロッダーFREで通管作業
三豊さんの排水は一旦床に落として側溝に落とす仕組みになっています。側溝のグレーチングを外して出口を確認してまずは面茹で器側から電動フレキシロッダーFREで通管作業する事にしました。
8mmのベーシングワイヤーを使うのでCREではなくFREを使います。
ワイヤーを進めて行くんですが曲がりの数の関係上排水バルブくらいまでしか到達しません。
このタイミングで側溝から出てくる異物を確認しますが特に流れも変わらずでした。
側溝側からの通管作業
次に側溝側の排水管からベーシングワイヤーを使った通管作業をして行きます。
床の排水管からワイヤーが出てきたのを確認して『仮に何かが詰まってるんならフレキ管の中やな…』って事が判明します。
ほぼほぼ答えが分かったんでフレキ管を外して中を確認するとこの状態(この写真じゃ分かりにくいか…)
何が詰まってたかと言うと金タワシの破片でした。指を入れるには細いんでベーシングワイヤーで引っ掛けて取り出しました。
この辺のタイミングで店長さんが『こっちのシンクに水を流すと溢れるんです』何て言ってきました。
シンクの排水管の改修
Y時までの排水管の立ち上がりにそれぞれの排水蛇腹ホースを突っ込んでいたんですが排水栓からの排水蛇腹ホースが短くて水が溢れるって状況でした。
とりあえず埋設配管の詰まり抜きをせっかくなんでしたんですがここからは曲がりが1つだけなんで10mmのワイヤーにドロップヘッドのセットに変更しようかと思いましたが近々排水管の高圧洗浄機を使った洗管作業をする予定なんでそのままの8mmベーシングワイヤーを通しておきました。
Yのメインにイナズマでとなりの排水蛇腹ホースを突っ込んでシンクの排水蛇腹ホースはサブに突っ込みました。
単純に次から通管作業がやりやすい施工です。これだとメインの排水蛇腹ホースを外してワイヤーを通してシンクから通水テストをしながら通管作業が出来るでしょ(笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?グリストラップの清掃を兼ねた全排水経路の高圧洗浄機を使った洗管作業をぼんやり頼まれているんですがいつにしましょうか…
開店前にやるからもう少し暖かくなってからパイセンも呼んで動画を撮りながらやりたいと思います。
今年はフレックスシャフトがあるんでそれの練習も兼ねてやります。(日時未定)
ってか、確か三豊さんのグリストラップ以降のメイン管って100やんなぁ~(あんま覚えてない…)現場からは以上です。
関連記事