豊中市上新田より【各種水栓 キッチン内シンク(電子レンジ横)のお湯の水栓が閉めても止まらずに出続けている】って蛇口の修理依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【店舗にてパッキン交換しても一か月程で再発している為、水栓本体交換希望します】との事です。
現場を見るまでは何とも言えませんがパッキン交換しても蛇口の水漏れが止まらない場合、蛇口の交換をする前にもう１つ試せる事があります。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは水漏れの状況確認から
【到着時の状況 ジャジャ漏れ状態】
現場に到着するとすぐに水漏れしてる水栓に案内されました。
壁付水栓に分岐金具をスパウトの根元に挟んだカスタマイズをした水栓でした。
スパウトの先にはリースの泡沫キャップが取り付けられてるんですが吐水口からはお湯がジャジャ漏れになっていました。
これ、水なら水道料金の無駄ってだけなんですがお湯なんで当然給湯器に要らん負担を掛けてます。
『水道料金なんて大した事ないやろ』ってほったらかしにしとくと給湯器が壊れて思いもよらんお金が飛んで行く事に発展する可能性があります。
ここら辺が『水廻りは高く付く』って言われる現況じゃないかと思っています。
『水廻りが高く付くんじゃなくて徹底的壊れるまでほったらかしにしてるのはアナタ！』って思っても気が弱いから口には出しませんが（苦笑）
ハンドル周辺の解体撤去
【ハンドル周辺を解体撤去】
シンク下の止水栓か給湯器のバルブを閉めれば蛇口の水漏れ修理は出来ます。
今回は水栓本体の交換を希望されてましたが『どうせ水栓本体の交換をするならミニセラ水栓に交換したらどうですか？今日は一旦修理で良いんちゃいます？』と案内しました。
ハンドル周辺を解体撤去してスピンドルのネジが擦り減っているのも確認しました。
新しいハンドル、スピンドル、コマパッキン
【新しいハンドルセット】
こんな感じでハンドルセット(ハンドル、スピンドル、コマパッキン)を用意します。
マニアックな方なら気付いたと思いますがハンドル、スピンドルはＳＡＮＥＩ製、コマパッキンはＴＯＴＯ製とちょっと遊び心を入れたセッティングです。
ハンドルセットの取り付け
【ハンドルセットの取り付け】
新しいハンドルセットの取り付けをして古いハンドルセットとの比較写真を取ったら開栓して通水テストをして行きます。
これで水漏れ修理は完了なんですが、後はこの水漏れ修理がどの位の期間持つのかをお客様に様子見してもらいます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか？これで今までのパッキン交換しても１か月程で再発ってループを抜けれたらそれはそれで安く付いてますし、もし同じ様な感じならミニセラ水栓に本体の交換をしたら良いんです。
今までと同じ水栓本体に交換しても結局は同じ事になる可能性が高いのにわざわざ同じ様な水栓本体を選ぶ必要はありません。
不特定多数の方が触る可能性がある厨房内の水栓はミニセラ水栓がお勧めです。
それなりの値段がしますが交換をする価値はあります。現場からは以上です。