泉南郡熊取町より【男子トイレ 手洗いの水の止まりが悪い】って依頼が舞い込んできました。
依頼内容からして心配したのは『自動水栓じゃないよね?』とか『カートリッジ式の蛇口じゃないよね?』って感じです。
自動水栓の水の止まりが悪くなったらメーカー手配だし、カートリッジ式の蛇口だとミニセラ水栓のカートリッジや数種類のカートリッジしか常備しておらず手洗いは常備してないから後日作業になっちゃいます。
結局は奇跡的にパッキンの交換で難を逃れたんですが内容が内容だけに儲からないんで『近くに水道屋さん無いんか?』って感じです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると手洗いの蛇口から水が出っ放しになってました。
本来ならば混合水栓の筈なんですが水側しかハンドルがありません。
手洗い器の下の確認をすると止水栓があったので全体止水する事無く作業は出来そうです。
ハンドル部の分解
マイナスドライバーでハンドルのキャップを外します。プラスドライバーでネジを緩めてハンドルを外します。
続いてスピンドルの解体をして行きます。この作業は蛇口によって異なるんで注意が必要です。
新しいパッキンを用意してパッキン径の確認をして行きます。
小さなナットを外せばパッキンが外せます。
ハンドル部を元に戻す
パッキンを交換したら解体と逆の順番で元通りにして行きます。
小さなナットを締め込みパッキンの固定をします。
続いてスピンドルの取り付けをします。この時点で通水テストをしてパッキンが悪かったんなら水漏れは止まるし水漏れが止まらなければ悪いのはパッキンだけじゃないと判断出来ます。
ハンドルをネジで固定してキャップをしたら完成です。
素人さんはこの時点で通水テストする方が良いかも知れません。
メーカーと品番確認
蛇口の先端にTOTOの文字があったのでメーカーはTOTOさんです。
手洗い器下を確認すると品番シールがありました。この品番は手洗い器の品番なんですがTOTOのL521の手洗い器って事が判明です。
『蛇口の品番は何処かに無いかなぁ~』って思いながら探したんですが見付け切らんかったです。
ってか、水漏れは止まったし時間の無駄なんでこの写真を撮って探すのを辞めました(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
過去にもこんな感じでスピンドルまで解体してパッキンが固着してて交換出来なかった事があったんですが今回の現場では簡単にパッキン交換出来て良かったです。
この蛇口を見た瞬間は『どうせ専用のスピンドルの取り寄せして後日作業になるんやろな』って思いながらパッキン交換したんですが『ホンマにパッキン交換で止まったわ!』ってちょっと驚きました(苦笑)
これがパッキンが固着してたらスピンドルの交換をするか蛇口の交換になると思います。
現場からは以上です。