東大阪市西堤学園町より【水道料金が急に高くなった。どこかで水漏れしているかも知れないが、目視出来る所からは水漏れは見付からないので調べてほしい】って依頼が舞い込んできました。
山川設備には超音波や赤外線で調べる道具がないのでピンポイントでは見付けられないが疑われる所を1つづつ調べていくやり方になると説明したんですが…
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場で家主様と合流してまずは水道メーターを確認して行きます。
するとパイロットは回ってなかったんで『常時水漏れしてる訳では無さそうやな』って思いました。
パイロットが回っていないんで家主様に『これは確認してたんですか?』って尋ねると『してない』との事でした。
入居者様の話を聞くとあれこれと水道料金が高い事についての話を聞けましたが肝心要のパイロットが回っていません。
考えられる事
パイロットが回ってない以上水漏れしてないんでしょうが1つ考えられる事があります。
それはトイレタンクの水漏れで蛇口の水漏れなら素人さんでも見たら分かるんですがトイレタンクの中なら気付かない可能性があります。
例えばフロートゴムや排水弁の劣化による水漏れで水が抜けるから必要以上に何度もボールタップが作動してしまうアレです。
試しに入居者様にお願いして1Fトイレの水を流してもらい自分と家主様は水道メーターを確認しました。
勢い良くパイロットは回り、ある程度時間で止まります。
次に2Fのトイレも流してもらい同じ様にパイロットを見てると勢いがなくなかなか止まりません。
2Fのトイレを確認
2Fのトイレを確認しに行くとトイレタンクの吐水口はまだ水が出てる状態でした。
トイレタンクの中を確認するとオーバフローしてる訳ではなくただただ水量が絞られてるんで水が溜まるのが遅いって感じです。
トイレタンクの品番シールが相当昔の物でTOTOのS-517って事が確認出来ました。
このタイプの品番は内部金具の交換でいつまでも割りさえしなければ使える物です。
1Fトイレを確認
1Fトイレを確認すると水の勢いは良く溜まるのが早いんですが若干便チョロが確認出来ました。
とは言えすぐすぐ交換する必要はなくって感じです。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?入居者様が退去するつもりだったみたいで家の荷物は運び始めていました。
これを見て家主様には『退去後は1Fトイレも2Fのトイレも内部金具の交換をして次の入居者様を迎えたら良いと思います。』ってアドバイスさせて頂きました。
現時点では退去するのが判明したんやし漏れてないんが確認出来たんで特に触る理由がありません。現場からは以上です。
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