吹田市豊津町より【1階ドリンクカウンターが排水されない ホースの詰まりはなし】って依頼が舞い込んできました。
依頼内容から察するにドリンクカウンターのドリンクマシンだかコーヒーマシンだかアイスディスペンサーのどれかが排水されないのかでメーカーさんを呼んで『あっ!これ排水管の詰まりですよ!』って言われたパターンなんやと思います。
この現場では排水管の詰まりを解消させただけではなく、ちょっとでも詰まりにくい工夫もしたんで参考にしてみて下さい。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとドリンクカウンターの全ての排水が1本の排水管に突っ込んでいる状況でした。
それぞれの排水ホースからは大した量の水は排水されないのに詰まってるって事は相当普段のメンテナンスが出来てないんかなぁ~って感じです。
ドリンクマシン、コーヒーマシンのドレン排水ホースにアイスディスペンサーの排水蛇腹ホースが一緒に突っ込んでいる状態です。
糖分をチョロチョロと流すんでバクテリアが発生しやすく逆流させるととんでもない臭いを放ちます。
各ホースを外して通水テスト
各ホースを外して通水テストをしてみると排水管から水が逆流してくるのが確認出来たんで排水管の詰まりは間違いありません。
ってか、誰が排水設備をやったんか知りませんが排水管の立ち上がりを後2本作ったらってのと『もっと考えた場所に立ち上げろや!』って感じです。
ドレンクリーナーを使って通管作業
バクテリアの塊で排水管が詰まった場合のドレンクリーナーを使った通管作業はちょいとコツが要るのは同業者さんなら理解してもらえるんですが素人さんには伝わらない地味な作業であります。
油脂の塊が詰まってるんなら砕いて流し込むだけなんですがバクテリアの塊は上手くイカを押し込むって感じで通管作業をします。
これ文章にすると簡単なんですがスカ食らうと永遠にイカをかき混ぜているだけで全く抜けません。
んで、抜けるまではドリンクカウンターの下で悪臭との戦いになるんで大変です(んっ?マスクすりゃ良い話かw)
通水テストは全開で!
近くのフレキ管を外して排水管に突っ込んで全開の通水テストで水が逆流してこなければしばらくしたら排水管の中は綺麗になります。
本来ならばこの仕組みを最上流の排水管で作っていればドリンクカウンターの下の排水管は定期的に全開の通水テストで排水詰まりは防ぐ事が出来ます。
排水管の切り換え
『固定バンドを外して本格的に排水設備を切り換えたろかっ!』とも思ったんですが元請けの水道メンテナンス会社の指示で『防臭キャップの新設が出来たら良い』って感じです。
メイン管を切ってチーズ入れて排水設備を切り換えたらカッコいいのにねぇ~(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?営業中に出来る事は限られているんでアレなんですが最初に排水設備をやった人の仕事がもうちょい考えてやってくれてたらとは思いますが…
いつでもどこでも誰にでも言ってる事なんですが排水設備は遅かれ早かれメンテナンスをしなければ必ず詰まります。
ひょっとしたら内装工事の業者の指示でこんな設備にしてるんかしら?現場からは以上です。