枚方市東香里より【①外にある(敷地内)排水マスが溢れている②台所の排水にペットボトルのキャップが落ちて取れない】って依頼が舞い込んできました。
インターネットでググって山川設備を見付けたそうで、もう1社とで迷ったみたいです。
排水マスが溢れてるって事で高圧洗浄を希望されてたんですが『皆さん勘違いしてますが高圧洗浄ってワードの落とし穴ってご存知ですか?』
『高圧洗浄の落とし穴?』気になる方は続きをどうぞ(笑)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
参考記事
【大阪府枚方市 下水つまり修理】(本館サイト)
【大阪府枚方市枚方公園町 排水管つまり修理 グリストラップつまり修理 下水つまり修理 高圧洗浄機 ドレンクリーナー】(本館サイト)
【キッチン排水管 高圧洗浄希望 水道メンテナンス会社 東大阪市】
まずは状況確認から
現場に到着するとめっさフレンドリーな奥様が出迎えてくれました。『あれっ?どっかで会った事がある人だっけ?』なんて思いながら溢れた排水マスまで案内してもらいました。
奥様が素手で排水マスの蓋を開けたんですが排水マスがタプンタプンになってる事より女性が素手で排水マスの蓋を触った事に衝撃を受けました(苦笑)
『昨日、油脂の塊は取って手を突っ込んだんやけど排水管があらへんねん!』って言ってるから肘までのゴム手袋をして手を突っ込んだらホンマに排水管がありません。
底を触ると油脂の塊だったんで『んなアホな!』って思いながらバールを持って来てそこをコンコン突くと水が引いてきました。
水が引いて流れる様になったんで『流れる様になったけど、高圧洗浄しますか?』って聞きました。
『勿論、このままやったらすぐに詰まるやん!』って言われて『あっ、この人センスあるわ!』って思いました。
そうとなったらひたすら綺麗にして行くだけなんで奥様が用意してくれたゴミ袋に油脂の塊を取り出します。
油脂の塊を除去してから水封エルボを取りました。これが店舗さんならエルボをしたまま高圧洗浄して行くんですが一般家庭なんで(苦笑)
ちょっと深い排水マスやったから昨日奥様が取り出した油脂の塊と合わせたらかなりの量の油脂の塊って事になります。
高圧洗浄機の準備
家の前の道も広かったんで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機で高圧洗浄をする事にしました。
山川設備の装備はこちらからどうぞ!【トイレ 排水 下水 詰まり除去道具一式】(本館サイト)
最終桝から溢れた排水マスまでの直線距離は10m以内だったので溢れた排水マスからキッチンに向かってを先に高圧洗浄して行く作戦です。
高圧洗浄機で洗管作業
この時点ではキッチンまでの排水経路は不明でしたから念の為にオレンジ洗管ホースを先発に使います。
これにはいくつかの理由があるんですがドラマと一緒でいきなり主役は出てきません(苦笑)
オレンジ洗管ホースを突っ込んで洗管作業をして行くんですが最初の継手でモタつきます。
曲げて曲がらん事はなかったんでオレンジ洗管ホースを諦めました。
まぁ~油脂の塊がエゲつなく、3分のホースに最近ハマってるASADAのノズルに、2分のホースはいつもの2穴式HRノズル改を付けてキッチンまでを高圧洗浄して行きました。
裏口ドアを開けて貰って音を聞きながらやろうと思ったらキッチンに床下収納庫があったんでそこから排水経路を確認しました。
曲がりの数も、何処でブッシングで変換してるんかも見れたんでブッシングまでは3分と2分のホースを駆使して、ブッシングからキッチンまでは1分のブレードホースにスズランノズルでやっつけました(笑)
排水管清掃が終わったら排水マスの洗浄清掃をしてエルボを取り付けて次の作業に移ります。
最終桝から溢れた排水マスへ
次は最終桝から溢れた排水マスまでを高圧洗浄して行きます。とりあえず最終桝の洗浄清掃をして行きます。
ここも3分と2分のホースで排水管の中に付着している油脂の塊を除去して行きます。
仕上げはこのノズルを3分のホースに取り付けて今日の洗管作業の結果を確認して行きます。
やはりセンスが良くて気持ち良く作業をさせてくれる現場監督(奥様)が見ててくれたら『このノズルで最終確認しとかないとねぇ~』って張り切っちゃいます。
こんな感じで高圧洗浄機を使って洗管作業して行きました。
排水蛇腹ホースの交換
やっとこどっこい依頼内容①が終了して依頼内容②に行きます。
キッチンの排水にペットボトルのキャップを落としたってヤツなんですが奥様の説明が斬新で針金を片手に排水に突っ込んで『この角度やったら流れるねん!』って笑ってました。
『やんちゃかっ!』とは思いましたが勿論、口には出しません(苦笑)
『何処に引っ掛かってんかなぁ~』なんて思いながらシンクの下を覗くと水漏れがありました。
奥様も気付いてなかった水漏れだったんで『1つ継手の感覚間違えて防臭キャップを越え
ちゃってたんかなぁ~』ってのもあって確認して行くと排水蛇腹ホースの裏側に傷がありました。
この写真を撮ってると『あぁぁ~ブログでイジられるヤツやぁ~』って言ってはったからリクエスト通りにイジっておきました(笑)
『ビニールテープで補修したら良いんかなぁ~、誰に頼んだら良いんやろ?』
『出来ますよ!』
『えぇっ?水道屋さんみたいやん!』
『水道屋さんやっ!』
んな訳で、排水蛇腹ホースの加工施工をしたんですが浄水器は外さなアカンわ、仕切り板外さなアカンわでなかなか大変なんですが現場監督が横で喋っているから楽しく作業が出来ました。
ちなみにペットボトルのキャップは排水蛇腹ホースのナット部分にすっぽりとハマっていました(苦笑)
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?自分、長男でお姉ちゃんは居てませんが『お姉ちゃんが居たらこんな感じなんかなぁ~』って思いました。
最後に奥様にもお伝えしたんですが業者を探すコツをお伝えします。
『高圧洗浄 最安値』で業者を探すとロクな事がありません。何故なら抜けようが抜けなかろうが、抜けても油脂の塊が除去出来てなければ意味がありません。
高圧洗浄をするだけの業者がきます。これが汚水管なら尿石が原因じゃない限りショボい高圧洗浄機でも何とか出来ちゃいますが雑排水の油脂の塊はそうは行きません。
高圧洗浄と排水管の中の油脂の塊を高圧洗浄で除去するでは似てる様でも全く違います。
更に言うと○○○○円~って料金表示にも気を付けて下さい。
良く『最安値に挑戦』ってな広告を見掛けますがホンマに最安値なら○○○○円~じゃなく○○○○円になる筈なんです。
極端に言えば今回の現場でも排水マスが流れりゃ良いってんならバールで突いた時点で終了なんで高圧洗浄は要りません。
恐らく信頼関係になるんでしょうが、そもそも1mmでも疑ってる業者さんは呼んじゃダメです。
『そんなん分からんやん』そんな意見もあるでしょうが『分からんねやったら分かるまで調べろ!』って感じです。
参考記事【緊急水道業者選びの参考|つまり・水漏れ|東大阪市・大阪・奈良】
現場からは以上です。